「孔明の罠(こうめいのわな)」とは?意味と使い方を例文付きで解説

言葉

孔明の罠とは「巧妙なトラップ」を表す言葉です。

Youtubeやニコニコ動画などでゲーム実況を見ていると、孔明の罠という言葉が出てくることがありますよね。

孔明の罠といっても、そもそも孔明とは何者なのか、ということを知らない人も多いのではないでしょうか。

元ネタがわからないと、ゲーム実況を十分に楽しむことができませんよね。

今回は、そんな孔明の罠について、意味・使い方・由来・英語訳をわかりやすく説明していきます。

「孔明の罠」の意味

孔明こうめいわな

巧妙なトラップ

孔明の罠とは、罠が本当はなかったとしても、そこに罠があることを警戒して立ち止まってしまうようなギミックを指す言葉です。

スーパーマリオシリーズなどのアクションゲームで主によく使われます。

『スーパーマリオメーカー』シリーズでは、スーパーマリオのステージを自作することができ、その際に隠しブロックを置くことができます。

そのため、ステージ上の穴を飛び越えようとギリギリでジャンプすると隠しブロックが頭上にあたり、そのまま穴を飛び越えられず落下死するというギミックを作ることができます。

 

このようなトラップをステージ上に多く配置しておくことで、プレイヤーはどんな穴を飛び越える際にも隠しブロックがないか警戒するようになります。

それによって罠がないポイントでも罠を疑って思い切りのよいジャンプができず落下死する、という状況になるのです。

この状況に陥るようなギミック・罠のことを、孔明の罠といいます。

 

もともとは上記のような、「相手の行動を予測して仕掛けられた高度なギミック・罠」が孔明の罠と呼ばれていました。

次第にちょっとした罠やギミックも孔明の罠と呼ばれるようになり、最近では凡ミスまでもが孔明の罠と称されるようになっています。

さらに、ゲーム上のギミック・罠以外にも、怪しいサイトへ繋がりそうなリンクや画像など、裏側に何かしらの意図があるものには孔明の罠という呼び名が使われます。

「孔明の罠」の使い方


孔明の罠は罠やギミックを疑う際や高度な罠に引っかかった際に用いられます。

孔明の罠を用いた例文には、以下のようなものがあります。

  1. 孔明の罠に引っかかり、まんまと谷底に落っこちた。
  2. このサイト、面白そうだけど孔明の罠がありそうな気がする。

「孔明の罠」の由来


孔明の罠の元ネタは、横山光輝氏が執筆した漫画『三国志』です。

この作品は1971年から1986年に連載されており、魏・呉・蜀の三国が争った群雄割拠の時代が描かれています。

この作品の中で、司馬懿(しばい)と天才軍師である孔明(こうめい)が戦う場面があり、この時の司馬懿のセリフが孔明の罠の元となっています。

その場面は、以下のように進みます。

司馬懿は非常に頭がよい武将でしたが、天才軍師である孔明と戦う際、孔明が何か罠をしかけたのではないかと疑うあまり、ちょっとしたことであっても疑って考えてしまい、結果的に何もできませんでした。

この時、司馬懿が「待てあわてるなこれは孔明の罠だ」というのです。

このシーンが切り取られて今日のネット上で孔明の罠として使われています。

また、上記でも触れた通り孔明の罠はスーパーマリオなどのアクションゲームで多く用いられていますが、そのきっかけは「ニャニャニャ!ネコマリオタイム」という任天堂のゲーム情報番組です。

番組内でクッパが意地悪なコースを作るという企画があり、その企画内で孔明の罠が使われたために有名になりました。

「孔明の罠」の英語訳

孔明の罠を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Komei’s trap
    (孔明の罠)
  • Clever trap
    (巧妙な罠)

孔明の罠の孔明は人の名前であるため、英語訳にする際も “Komei” とそのまま表記するのが一般的です。

また、孔明の罠は相手の行動を予想したような上手な罠を指す言葉です。

そのため、「賢い、利口な」といった意味をもつ “clever” を使って “clever trap” と表すことができます。

「孔明の罠」のまとめ

以上、この記事では「孔明の罠」について解説しました。

読み方孔明の罠(こうめいのわな)
意味巧妙なトラップ
由来横山光輝氏の漫画『三国志』に出てくる司馬懿のセリフ
英語訳“Komei’s trap” (孔明の罠)
“Clever trap” (巧妙な罠)

このように、孔明の罠はその後のプレイに影響を及ぼすような、高度な罠に対して使う言葉です。

みなさんもゲームをプレイする際には、孔明の罠にひっかからないようにしましょう。

もし引っかかったとしても、冷静な気持ちを忘れずにプレイできるといいですね。

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つつつ
つつつ
この道10年以上の読書家。 短い言葉で人を惹き付けるコピーが大好きです。 本の帯に書かれたコピーを見て買ってしまうこともしばしば。 読書で得た文章力を活かして、日常生活でよく使う言葉を中心に執筆しています。