「国税」と「地方税」の違いとは?種類までわかりやすく解説

違いのギモン

生活していると、さまざまなところで税金がかかりますよね。

例えば、何かを買うと消費税がかかりますし、働くと所得税がかかります。

また、車を買うと自動車税や自動車重量税などがかかりますし、お酒を買うと酒税が、たばこを買うとたばこ税がかかります。

また、どこかに住んでいるだけで住民税がかかりますし、誰かに財産を渡すと贈与税がかかります。

 

このように、いろいろな場所で税が徴収されていますが、税は「国税」と「地方税」にわけられるのをみなさんはご存知でしょうか。

なんとなく知っている方も多いと思いますが、詳しいことはあいまいになっているのではないでしょうか。

そこで、今回は「国税」と「地方税」の違いについて解説していきたいと思います。

結論:徴収する団体が違う

まず、「国税」は国がかける税金です。

一方、「地方税」は都道府県や市町村などの地方自治体がかける税金です。

つまり、「国税」と「地方税」では税金を徴収する団体が異なるのです。

「国税」をもっと詳しく

国税は国がかける税金です。

以前は直接税が中心でしたが、消費税が導入されたことにより、現在では間接税の割合が増えてきていています。

現在は直接税6に対して間接税が4の割合だと言われています。

ちなみに、直接税とは納税の義務がある人と税金を負担する人が同じである税金のことです。

例えば、所得税は働いている人に納税の義務があって、税金を負担しているのも働いている人ですよね。

 

また、間接税とは、納税の義務がある人と税金を負担する人が違う税金のことです。

例えば、消費税では納税の義務があるのはモノやサービスを売っている会社ですが、税金を負担するのは消費者になります。

ここからは国税の種類について詳しく見ていきましょう。

「国税」の種類

国税は大きく直接税と間接税とその他にわけることができます。

それぞれについて解説していきたいと思います。

直接税の「国税」

➊所得税

所得税とは、個人や法人の所得に対する税金です。つまり、働くと取られるのが所得税なのです。

そして、所得税は所得が上がるほど税率が上がっていきます。

➋財産税

財産税とは、財産に対して課税される税金です。

これには相続税や贈与税などがあげられます。

ちなみに、相続税とは人が亡くなって、遺産を相続する時、その金額が大きかった場合にかかる税金です。

また、贈与税とは、個人から財産をもらった時にかかる税金です。

一年間に贈与した金額が110万円を超えるとかかります。

間接税の「国税」

➊消費税

消費税とは、個人や法人がモノやサービスを消費した時にかかる税のことです。

これには消費税のほかに、たばこ税や酒税なども含まれます。

そのほかの「国税」

➊流通税

流通税とは、資産の所有権が移転した時にかかる税のことです。

例えば、自動車重量税などがこれにあたります。

ちなみに、自動車重量税とは車を購入した時や年に一回の車検の時などに、車の重さに応じて支払う税金のことです。

「地方税」をもっと詳しく

地方税は都道府県や市町村などの地方自治体がかける税金です。

地方税は大きく道府県税と市町村税にわけることができます。

さらに、その中でそれぞれ一般経費にあてるための普通税と特定の費用にあてる目的税とにわけられます。

 

ちなみに、東京都の特別区(23区のこと)では少々事情が違って、法人の市町村税、固有資産税、都市計画税、入湯税、事業所税なども都が課税しています。

なぜなら、特別区はどの市町村にも属していないからです。

そして、特別区が独自に課税するのは特別区住民税や軽自動車税やたばこ税などです。

ここからは地方税の種類について見ていきましょう。

「地方税」の種類

道府県税

道府県税は住民が住んでいる都道府県に納める税金です。

また、法人は住所がある都道府県に納めます。

そして、道府県税の中にはみんなが等しく負担する個人均等割の税もあれば、所得に応じて課税される所得割もあります。

➊道府県税の普通税

道府県税の普通税としては道府県住民税や自動車税などがあげられます。

このうち、自動車税は、自動車の用途や排気量によって税金が決定されます。

➋道府県税の目的税

道府県税の目的税としては、自動車取得税などがあげられます。

自動車取得税とは売買などで自動車を取得した人に課せられる税金です。

市町村税

市町村税は住民が住んでいる市町村に納める税金です。

➊市町村税の普通税

市町村税の普通税としては市町村住民税、固有資産税、軽自動車税などがあげられます。

このうち、市町村住民税は、その市町村に住んでいる人に課せられる税金です。

また、固有資産税は土地や家屋などを持っている人が、その価値に応じて支払う税金です。

また、軽自動車税は軽自動車やオートバイなどを所有している人に毎年課せられる税金です。

➋市町村税の目的税

市町村税の目的税としては自動車取得税などがあげられます。

自動車取得税とは、50万円以上の自動車を所得した人に対して課せられる税金のことです。

まとめ

以上、この記事では、「国税」と「地方税」の違いについて解説しました。

  • 国税:国がかける税金
  • 地方税:都道府県や市町村などの地方自治体がかける税金

「国税」と「地方税」ではこのような違いがあったんですね。

税金を納める時に、これが「国税」なのか「地方税」なのか考えてみると楽しいかもしれません。

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和佐 崇史
文章を書くこと、読むことが大好きな大学生です。中学2年生で漢検2級を取得するなど、言葉については詳しい自信があります。Webライターとしてはこれまで累計1,000記事以上を執筆してきました。