「こ↑こ↓」とは「この場所、野獣先輩のセリフ」という意味です。
なぜ、言葉に矢印がついているのか疑問に思ったことはありませんか?
そこで今回は「こ↑こ↓」の意味や使い方を丁寧にわかりやすく解説します。
あらかじめご了承ください。
「こ↑こ↓」の意味
この場所、野獣先輩のセリフ
例:俺の家、こ↑こ↓
「こ↑こ↓」は淫夢用語で「この場所、野獣先輩のセリフ」です。
野獣先輩はゲイビデオに出演する有名なキャラクターで、詳しくは元ネタの項で説明します。
淫夢語録とは?
淫夢語録とは、ゲイビデオ『真夏の夜の淫夢』内のセリフ、もしくは視聴者のコメントから有名になった言葉です。
また、漢字で表記すると此処になりますが、意味は「この場所」で全く変わりません。
「こ↑こ↓」の矢印の意味
では、矢印は何を表すのかというと、イントネーションを指します。
矢印の方向通り、最初の「こ」を上げて、後ろの「こ」を下げて発音します。
普通は「こ↓こ↑」と逆で発音するので、その違いが強調された単語です。
たとえば、場所を聞かれて「ここ」と言いたい時に「こ↑こ↓」を使って表現すると、ネットでよく使われる淫夢用語であることを表現できます。
「こ↑こ↓」の元ネタ
「こ↑こ↓」は、ゲイビデオ『真夏の夜の淫夢』が元ネタになっています。
こちらの第四章『昏睡レイプ!野獣と化した先輩』で「こ↑こ↓」のセリフが登場しました。
水泳部の後輩である遠野が、部活の練習帰りに野獣先輩の家を訪問するという話です。
野獣先輩が自宅を紹介する際に、「こ↑こ↓」と言いました。
野獣先輩の「ここ」のイントネーションが独特だったので、そのまま矢印で表現されるようになりました。
「こ↑こ↓」と発言した理由
なぜ野獣先輩が独特なイントネーションで「こ↑こ↓」と発言したのかは議論が分かれています。
他にも説がありますが、代表的なものは以下の3つです。
- 野獣先輩に地方出身の訛りがあった
- 意中の後輩を目の前にして舞い上がった
- 「ここ」と発言していない
順番に見てみましょう。
野獣先輩に地方出身の訛りがあった
野獣先輩は地方の出身であって今まで訛りを抑えていたが、訛りが出てしまったというものです。
しかし、他の場面では標準語を喋っており、野獣先輩の家は豪邸なので上京してすぐに住めるような物件ではないため、この説の信憑性は低いと言われています。
意中の後輩を目の前にして舞い上がった
野獣先輩は後輩のことが好きで自分の家に来てくれることから舞い上がってしまったのではないかという説です。
つまり、好きな人の前で緊張してしまい、「ここ」のイントネーションがおかしくなりました。
こちらの説の方が信憑性が高いと言われています。
「ここ」と発言していない(こ↑こ↓論争)
野獣先輩は「ここ」と発言していない説があります。
他の言葉を発言していたと主張する人もいます。
また、「ここ」であっても、正確には「ここ↑ここ↓」や「こっ↑ここ↓」であるといった主張もあります。
これらの「ここ」と言っているのかどうか議論することを「こ↑こ↓論争」と呼びます。
「こ↑こ↓」の使い方
「こ↑こ↓」はゲイっぽく場所を伝えたい時に使います。
単純に場所を伝えたい時には、「ここ」を使用します。
しかし、あえてイントネーションを変えることで、面白おかしさを出すことができます。
たとえば、Twitterでは元ネタを引用しながら家の紹介をしています。
こ↑こ↓#野獣邸 pic.twitter.com/AxGQP9VPmj
— えすち (@Hakushin_po) November 25, 2018
実際の例文には以下のようなものがあります。
- 僕の家はこ↑こ↓です。
- こ↑こ↓見てほしい。
- こっち来てよ、こ↑こ↓
- 消しゴムの場所はこ↑こ↓
- こ↑こ↓素敵な場所でしょ。
- どこにいるかって?こ↑こ↓
- こ↑こ↓うちのマンション。
- 今日泊まる場所はこ↑こ↓
- 嫌い?こ↑こ↓
- こ↑こ↓景色いいよね。
ちなみに、「こ↑こ↓」を使いたい時の素材は、ネット上などに数多く存在しています。
「こ↑こ↓」の英語訳
「こ↑こ↓」の英語訳には以下のようなものがあります。
- here
(ここ)
「ここ」を英訳すると、“here”になります。
言語が違ってイントネーションも異なるので、「こ↑こ↓」をそのまま英語に変換するのは難しいです。
それを前提にした上で英語版のアレンジを考えると、“he↑re↓”などといった英語訳などがあります。
「こ↑こ↓」の関連語
「こ↑こ↓」の関連語には以下のようなものがあります。
- ここすき
この部分が好き
「ここすき」は、動画のコメントなどで、「この部分が好き」と言いたい時に使用するフレーズです。
「こ↑こ↓」と似ているので、意味は違いますがネットで普及しました。
特に「ここすき」の語感がゲイっぽいということで話題です。
そのこともあって、「こ↑こ↓すき」とも表記されることもあります。
「こ↑こ↓」をアレンジしたもの
「こ↑こ↓」をアレンジしたものには、以下のようなものがあります。
- こ↑こ↓す
ファミリーレストラン「ココス」をもじったもの - こ↑こ↓壱番屋
カレーハウスCoCo壱番屋を文字ったもの - こ↑こ↓ (楽曲)
自動作曲システム「Orpheus」で作った曲 - 劇場版ポケットモンスターコ↑コ↓
『劇場版ポケットモンスター ココ』を文字ったもの - ヲワタ淫夢Tシャツ 野獣先輩こ↑こ↓
「こ↑こ↓」をプリントしたTシャツ
これらの中でも、「こ↑こ↓」の歌が人気です。
「ここ」という歌詞を使った独特のメロディーが特徴的です。
この他にも、ニコニコ動画で「こ↑こ↓」のタグがついたページを見ると、さまざまなアレンジが公開されています。
「こ↑こ↓」のまとめ
以上、この記事では「こ↑こ↓」について解説しました。
読み方 | こ↑こ↓ |
---|---|
意味 | この場所、野獣先輩のセリフ |
元ネタ | ゲイビデオ『真夏の夜の淫夢』 |
英語訳 | here |
関連語 | ここすき |
アレンジしたもの | こ↑こ↓す こ↑こ↓壱番屋 こ↑こ↓ など |
「こ↑こ↓」はインパクトの強い作品が元ネタとなっています。
しかし、ネット上ではこの単語もよく使用されているので、意味が分からずに困る場合もありますね。
ぜひ、この記事を参考にして意味や使い方を覚えましょう。