「孤軍奮闘」の意味とは?使い方から類語や英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「孤軍奮闘(こぐんふんとう)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「孤軍奮闘」をざっくり言うと……

読み方孤軍奮闘(こぐんふんとう)
意味援軍や助けがない中で、一人で懸命に闘うこと
由来「孤軍」と「奮闘」の組み合わせ
類義語僑軍孤闘、孤立無援、四面楚歌など
英語訳put up a solitary struggle(孤軍奮闘する)

「孤軍奮闘」の意味をスッキリ理解!

孤軍奮闘(こぐんふんとう):援軍や助けがないなかで、一人で懸命に闘うこと

「孤軍奮闘」の意味を詳しく

「孤軍奮闘」とは、援軍や助けがないなかで、一人で懸命に闘うことです。

助けが得られなかったにもかかわらず懸命に努力したときや、良い結果を出したときに使われます。

「孤軍奮闘」の使い方

  1. 彼は外国で孤軍奮闘し、世界的に有名な企業家になった。
  2. 私は会社内の賛成を得られない状態で孤軍奮闘し続けたが、ついに社長に成果を認めてもらえた。
  3. この映画の主人公は、孤軍奮闘して、友達を敵の手から救い出した。
①の例文では、彼が異国の地で孤独に努力し、見事成功したことがわかります。

②の例文では、同僚などの助けが得られない中で、結果を出すことができたことがわかります。

③の例文では、主人公が仲間の力を借りずに一人で友達を救出したことがわかります。

「孤軍奮闘」の由来

孤軍奮闘の「孤軍」は、援軍がない状態の、小さな軍のことを指します。

「奮闘」とは、全力を出して戦うことを指します。

これらの二つの言葉が合わさって、「味方から孤立し、援軍がない状態でも全力で敵と戦う」という意味になりました。

「孤軍奮闘」の類義語

孤軍奮闘には以下のような類義語があります。

  • 僑軍孤進(きょうぐんこしん):誰からの助けもなく、孤立した状態で進軍すること
  • 孤立無援(こりつむえん):頼るものがなく、ひとりぼっちで助けのない様子
  • 四面楚歌(しめんそか):助けがなく、まわりが敵・反対者ばかりであること

「一人ぼっちである」ということが、孤軍奮闘と共通しています。

「孤軍奮闘」の英語訳

孤軍奮闘を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • fight alone
    (一人で戦う)
  • fight a lonely battle
    (一人で戦う)
  • put up a solitary struggle
    (孤軍奮闘する)

まとめ

以上、この記事では「孤軍奮闘」について解説しました。

読み方孤軍奮闘(こぐんふんとう)
意味援軍や助けがない中で、一人で懸命に闘うこと
由来「孤軍」と「奮闘」の組み合わせ
類義語僑軍孤闘、孤立無援、四面楚歌など
英語訳put up a solitary struggle(孤軍奮闘する)

孤軍奮闘という四字熟語は、「一人で頑張る」という意味だけではないことがわかりました。

「懸命に努力する」「良い結果を出す」というポジティブな意味として使われるということが重要ですね。