四字熟語「帰巣本能(きそうほんのう)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「帰巣本能(きそうほんのう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「帰巣本能」の意味をスッキリ理解!

帰巣本能(きそうほんのう):ある動物が生まれたときからもっている、どこにいても自分の巣に帰ることができる能力。

「帰巣本能」の意味を詳しく

「帰巣本能」は、動物の帰巣性のうち、学習や経験によらない生まれつきの部分を表します。

帰巣性とは、動物が住んでいる場所や、産卵・育児のための巣から遠く離れてしまっても、戻ってくることを指します。

サケなどの回遊魚、ミツバチやアリなどの社会性昆虫、また鳩やツバメなどの鳥にみられる性質です。回遊魚は、成長段階や環境の変化に応じて生息場所を変える魚です。社会性昆虫とは、集団を作り人間のような社会生活を営む昆虫を指します。

 

それでは、帰巣性動物はどのようにして帰ってくることができるのでしょうか。多くの帰巣性動物は、太陽の位置をコンパスとして、きわめて正確な体内時計によって方位を確認しながら、移動していることが分かっています。

また、鳥の一種であるムシクイは、星空をコンパスとして、体内時計によって方位を確認しています。

他にも、学習による記憶を利用している場合もありますが、これは生まれた後に身につけた能力であるので、帰巣本能には含まれません。

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「帰巣本能」の使い方

  1. サケは、帰巣本能によって、必ず同じ川に帰ってくるというから驚きだ。
  2. 伝書鳩は、鳩の帰巣本能を上手く利用している例である。
  3. 犬や猫に帰巣本能があるのかどうかということは、専門家の間でも意見が分かれている。
  4. 私の兄は、大学でムシクイの帰巣本能について研究している。

「帰巣本能」の類義語

帰巣本能には以下のような類義語があります。

  • 回帰本能(かいきほんのう):サケやマスなどの魚が、産卵するために自分の生まれた河川に戻ってくる習性。
  • 帰巣能力(きそうのうりょく):動物が特定の場所へ戻る能力。
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「帰巣本能」の英語訳

帰巣本能を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • homing instinct
    (帰巣本能)

homing が「帰巣性を有する」という意味で、instinct は「本能」です。

まとめ

以上、この記事では「帰巣本能」について解説しました。

読み方 帰巣本能(きそうほんのう)
意味 ある動物が生まれたときからもっている、どこにいても自分の巣に帰ることができる能力。
類義語 回帰本能、帰巣能力など
英語訳 homing instinct(帰巣本能)

毎年、長期休暇に入ると、「Uターンラッシュ」がニュースになっています。長くてつらい渋滞を乗り越えてまで、実家に帰ろうとする人間の様子は、まるで「帰巣本能」をもって生まれてきているかのようです。

動物にとっても、人間にとっても、帰るべき場所があるというのはそれだけで幸せなことなのでしょう。

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