「毀損(きそん)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「毀損きそん」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「毀損」の意味をスッキリ理解!

毀損きそん物を壊したり体面を損なうこと

「毀損」の意味を詳しく

「毀損」とは、物を壊したり体面を損なうことを指します。物理的に何かを壊すことと精神的に痛手を負わせることの両方のケースで使用される言葉です。

また、「毀損」は単に何かを損なうことだけを指すのではありません。「毀損」と表現する際は、何かを損なうことによって対象物の価値や評価が低下することを暗に示しています。

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「毀損」の使い方

  1. 器物を毀損した。
  2. 景観を毀損することのないように土地開発をすべきだ。
  3. 名誉毀損で訴える。

➊の例文は、物理的に物が壊れるという意味で毀損を用いています。

➋の例文では、景観のきれいさが損なわれるという意味で毀損を用いています。

➌の例文では、体面を損なうという意味で毀損が使われています。ちなみに、名誉毀損とは、ある人物の社会的評価を損なう行為のことです。場合によっては犯罪として処罰の対象となることもあります。

「毀損」の語源

「毀損」は、壊すことや損なうことを指す 2つの字が合わさってできた熟語です。

「毀」には壊す・悪口を言う、「損」には壊す・利益を失うという意味があります。

そのため、2つが合わさった「毀損」は、物を傷つけることや利益などの形のないものを損なうという意味を持つのです。

 

ちなみに、「毀損」は「棄損」と表記されるケースがあります。これは、以前は「毀」という字が常用漢字でなかったため、似たニュアンスを持っている「棄」という字を充てていたからです。「棄」には、打ち捨てるという意味があります。

ただ、平成22年に常用漢字表が改訂され、新たに「毀」が常用漢字として加えられました。そのため、現在では「毀損」という表記が一般的となっています。

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「毀損」の類義語

毀損には以下のような類義語があります。

  • 破壊:器物や組織を打ち壊すこと
  • 損傷:人や器物を傷つけること
  • 損壊:(不測の事態で)器物が壊れること

3つとも、物理的に何かを傷つける事に意味の中心があります。一方、毀損の場合は、既述したように対象物の価値が低下することに意味の中心があるため、若干のニュアンスの違いがあります。

また、毀損は名誉や信用などの形のないものに対して用いることが出来るため、その点も上記の 3つとは異なります。

「毀損」の対義語

毀損には以下のような対義語があります。

  • 回復:悪い状態から元通りになること
  • 修復:損なわれた部分をつくろって元通りにすること
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「毀損」の英語訳

毀損を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • damage
    ((人や物を)傷つける)
  • injure
    ((人の身体や名誉を)傷つける)
  • defame
    (中傷する、名誉を傷つける)

まとめ

以上、この記事では「毀損」について解説しました。

読み方 毀損(きそん)
意味 物を壊したり体面を損なうこと
語源 壊す・損なうという意味を持つ「毀」と「損」の組み合わせ
類義語 破壊、損傷、損壊
対義語 回復、修復
英語訳 damage, injure, defame

単に何かを壊すことだけが「毀損」ではありません。利益の損失や価値の低下をも指しているという点に注意して、意味や使い方を覚えてみてください。

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