今回ご紹介する言葉は、ネット用語の「キリ番」です。
言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
「キリ番」の意味をスッキリ理解!
「キリ番」の意味を詳しく

「キリ番」は「キリのよい番号」という意味のネット用語です。「キリ番」以外にも「キリバン」という表記をすることもあります。
たとえば、「キリ番」は100、200というように0がつく節目になりそうな数字です。
「キリ番」の使い方
- キリ番を踏んでしまった。
- キリ番だったので、とても嬉しい。
- 彼は何回もキリ番を踏んでいる。
「キリ番」はサイトに関して言及するときに使います。特に「キリ番を踏む」という表現をよくします。
「キリ番」の由来
「キリ番」という言葉自体は「キリのよい番号」という言葉の略称です。もともと、インターネットのサイトで使われていた言葉でした。
サイトを何人が訪問したかわかる数字のことを現在では「アクセス数」と言います。
「アクセス数」の大元になっているのが「アクセスカウンター」です。2000年代に使われていました。サイトを訪問すると「あなたは58番目の訪問者です」というような文章で、サイトに累計で何人ほど訪れたのか教えてくれます。
そして、ちょうどゾロ目の訪問者を「キリ番」と言いました。「あなたは100番目の訪問者です」という表示が出されます。サイトの訪問者が増えることの嬉しさから、ちょうどゾロ目の訪問者を祝う文化が生まれました。
一方で、「キリ番」に訪問したユーザーは、サイトで名前を書かれます。たとえば、「100番目の訪問者はAさん」「200番目の訪問者はBさん」というように、「キリ番」の訪問者をリストで掲載します。
たまに誤ってサイトの管理人が「キリ番」に訪問者してしまうこともありますが、それもリストに記載します。
ちなみに「キリ番」だったことは訪問者が自己申告で管理人に報告することもあります。中には「キリ番」だったのに報告せずに消える人もいます。これを「踏み逃げ」と言って、「踏み逃げ禁止」と書いてあるサイトもあります。
「キリ番」の類義語
「キリ番」には以下のような類義語があります。
- ジャスト:ちょうど
「ジャスト」は「ちょうど」という意味のカタカナ語です。「ジャスト」は訪問者の数に限らず、さまざまな場面で使用します。たとえば、時間でも「9時ジャスト」と言うことがあります。
アクセス数に置き換えると、「ジャスト100人目の訪問者」と言うこともできますね。
「キリ番」の英語訳
「キリ番」を英語に訳すと、次のような表現になります。
- round number
(キリのよい数字) - lucky number
(運のよい数字)
英語ではround numberという表現をします。ただし、「キリ番」ではなく「キリのよい数字」という意味合いです。「彼はキリ番を手に入れた」と言いたい時はhe got a round numberという表現になります。
一方で、単純に運がよさそうな表示の時はlucky numberを使います。lucky numberはカタカナ語でもラッキーナンバーと言います。つまり、「キリ番」をラッキーに感じるならば、lucky numberを使えば大丈夫です。
まとめ
以上、この記事では「キリ番」について解説しました。
読み方 | キリ番 |
---|---|
意味 | キリのよい数字 |
由来 | サイトの訪問者 |
類義語 | ジャストなど |
英語訳 | round number(キリのよい数字)、lucky number(運のよい数字) |
「キリ番」は最近あまり使わないネット用語です。時代とともに大量の人がアクセスするようになったので、あまり「キリ番」の意味がなくなりました。
しかし、使わなくなったわけではありません。
ぜい、この記事を参考にして「キリ番」の意味や使い方を覚えましょう。