「木に竹を接ぐ」の意味とは?使い方から類語や英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「木に竹を接ぐ(きにたけをつぐ)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

☆「木に竹を接ぐ」をざっくり言うと……

読み方木に竹を接ぐ(きにたけをつぐ)
意味ちぐはぐで、つり合いや調和がとれないことの例え。
類義語竹に接ぎ木
英語訳to graft bamboo shoot on a tree(木に竹を接ぐ)など

「木に竹を接ぐ」の意味をスッキリ理解!

木に竹を接ぐ(きにたけをつぐ):ちぐはぐで、つり合いや調和がとれないことの例え。

「木に竹を接ぐ」の意味を詳しく

「木に竹を接ぐ」は、「ちぐはぐで、つり合いや調和がとれないこと」を例えたことわざです。

木の性質と、竹の性質は全く異なるものです。したがって、木に竹を接ぎ木しても、それらがなじむことはありません。「木に竹を接ぐ」は、その状態に「前後関係や筋が通らないこと」つまり「つり合いや調和がとれていない、ちぐはぐな状態」を例えています。

「木に竹を接ぐ」の使い方

  1. 木に竹を接ぐようなプレゼンをしているようでは、取れる契約も取れないというものだ。
  2. 容疑者は自分の罪を隠そうと、木に竹を接ぐ話ばかりしている。そのうち自白するだろう。
  3. 木に竹を接ぐような話で信じられないかもしれないが、この目で見たんだ。

日常生活で使われる「木に竹を接ぐ」は、「つじつまが合わない」と言い換えられると分かります。

「木に竹を接ぐ」の類義語

木に竹を接ぐには以下のような類義語があります。

  • 竹に接ぎ木

「竹に接ぎ木」も、「木に竹を接ぐ」と同様、木と竹を接ぎ木することに「ちぐはぐで、つり合いや調和がとれないこと」を例えています。

「木に竹を接ぐ」の英語訳

木に竹を接ぐを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • to graft bamboo shoot on a tree
    (木に竹を接ぐ)
  • to sew a fox’s skin to the lion’s
    (キツネの皮とライオンの皮と縫い合わせる)
  • to mix water with fire
    (火と水を混ぜる)
  • be inconsistent
    (一貫性のない、むらがある)

「木に竹を接ぐ」の直訳は to graft bamboo shoot on a tree です。他にも比喩的に「木に竹を接ぐ」の意味を現す英語がありますが、例えなしの表現で示す際は be inconsistent を使います。

まとめ

以上、この記事では「木に竹を接ぐ」について解説しました。

読み方木に竹を接ぐ(きにたけをつぐ)
意味ちぐはぐで、つり合いや調和がとれないことの例え。
類義語竹に接ぎ木
英語訳to graft bamboo shoot on a tree(木に竹を接ぐ)など

「木に竹を接ぐ」は、日常生活で耳にする機会があまり多くないことわざです。「つじつまが合わない」「ちぐはぐである」などの言い換えとして使ってみましょう。