「謹厳実直」の意味とは?由来から類語や対義語まで例文付きで解説

言葉

謹厳実直とは、「きわめて真面目で慎み深い」という意味です。

謹厳実直は座右の銘として用いられることも多い言葉です。

しかし、実は座右の銘として用いるのは適切ではないのです。

この記事では謹厳実直の意味から使い方まで詳しくわかりやすく解説しています。

☆「謹厳実直」をざっくり言うと……

読み方謹厳実直(きんげんじっちょく)
意味きわめて真面目で慎み深い
類義語謹厳温厚
謹厳重厚
謹言慎行 など
対義語放縦懶惰
英語訳sober
honest
faithful など

「謹厳実直」の意味

謹厳実直きんげんじっちょく

きわめて真面目で慎み深い

謹厳実直は正直で軽はずみなところがない、しっかりした人のことを指します。

基本的にはポジティブな意味で用いられますが、「真面目すぎる」とからかう意味で用いられる場合もあります。

そんな謹厳実直の漢字には以下のような意味があります。

  • 謹厳
    慎み深く、おごそかな様子
  • 実直
    軽はずみなことがなく、真面目な様子

「謹厳実直」の使い方

謹厳実直は人の性格を「真面目だ」「慎み深い」と評価する時に使います。

具体的な例文をポジティブな意味で使う場合とネガティブな意味で使う場合に分けて見ていきましょう。

「謹厳実直」のポジティブな使い方

謹厳実直は以下のようにポジティブなニュアンスで用いることができます。

  1. 皆から信頼されている彼女は、間違いなく謹厳実直だ。
  2. 謹厳実直たる若者であれ。
  3. 父は普段から謹厳実直で、羽目(はめ)を外すところを見たことがない。

「謹厳実直」のネガティブな使い方

謹厳実直は以下のように、ネガティブなニュアンスでも用います。

  1. 謹厳実直な彼は、融通がきかないことが多く大変だ。
  2. 彼女は謹厳実直でノリが悪い。
座右の銘としては使えない

謹厳実直は座右の銘としては使えないため注意が必要です。

なぜなら、謹厳実直は他人の性格を評価する時に用いられる言葉だからです。

「謹厳実直」の類義語

謹厳実直には以下のような類義語があります。

  • 謹厳温厚(きんげんおんこう)
    真面目で、優しく落ち着いたさま
  • 謹厳重厚(きんげんじゅうこう)
    慎み深く、重々しく落ち着いていること
  • 謹言慎行(きんげんしんこう)
    言葉と行動を慎重に行うこと
  • 方正謹厳(ほうせいきんげん)
    行いが正しく真面目で、慎しみ深い様子
  • 精励恪勤(せいれいかっきん)
    仕事に対し真面目で、精力的に取り組む様子
  • 恪勤精励(かっきんせいれい)
    仕事に対し真面目で、精力的に取り組む様子
  • 四角四面(しかくしめん)
    きわめて真面目なこと
  • 石部金吉(いしべきんきち)
    融通がきかない人
  • 馬鹿正直(ばかしょうじき)
    正直すぎて気が利かない人

「謹厳実直」の対義語

謹厳実直には以下のような対義語があります。

  • 放縦懶惰(ほうしょうらんだ)
    勝手気ままに振る舞い、自由に遊び呆ける様子

「放縦」は気まま、「懶惰」は怠けるという意味を持ちます。

このことから、きわめて真面目で慎しみ深いことを表す「謹厳実直」とは真逆の意味を持つことがわかります。

「謹厳実直」の英語訳

謹厳実直を英単語に訳すと、次のような表現になります。

  • sober
    (謹直な、真面目な)
  • honest
    (正直な)
  • faithful
    (誠実な)

また、謹厳実直を熟語で表すと以下のようになります。

  • serious and honest
    (正直で真面目)
  • sober and faithful
    (落ち着いていて誠実)
  • sober and honest
    (落ち着いていて正直)
  • honest and faithful
    (正直で誠実)

真面目なことを表す英単語を使ったり、真面目なことを表す英単語を組み合わせたりすることで、謹厳実直の意味を表せます。

「謹厳実直」のまとめ

以上、この記事では謹厳実直について解説しました。

読み方謹厳実直(きんげんじっちょく)
意味きわめて真面目で慎み深い
類義語謹厳温厚
謹厳重厚
謹言慎行 など
対義語放縦懶惰
英語訳sober
honest
faithful など

謹厳実直は良い意味で使われることがほとんどです。

あなたの周りに謹厳実直な人はいますか。あなたはどうでしょうか。

この機会に、考えてみるのもいいですね。