ことわざ「雉も鳴かずば撃たれまい」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「雉も鳴かずば撃たれまい(きじもなかずばうたれまい)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「雉も鳴かずば撃たれまい」の意味をスッキリ理解!

雉も鳴かずば撃たれまい(きじもなかずばうたれまい):余計な発言をしたばかりに、自ら災いを招いてしまうことの例え。

「雉も鳴かずば撃たれまい」の意味を詳しく

「雉も鳴かずば撃たれまい」は、「余計な発言をしたばかりに、自ら災いを招いてしまうことの例え」であることわざです。

キジは鳴かなければ居所を知られることはありません。しかし、鳴いてしまったばかりにその居場所を知られ、猟師に撃たれることもあります。この状況に、無用の発言をしたばかりに災いを招いてしまった状況を例えています。

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「雉も鳴かずば撃たれまい」の使い方

  1. 雉も鳴かずば撃たれまいというのに、彼はいつも無駄な発言をして災いをよんでいる。
  2. 今日は無礼講の飲み会らしいが、雉も鳴かずば撃たれまいと言うから、不用意な発言をしないように気をつけよう。

「雉も鳴かずば撃たれまい」は、戒めなどのニュアンスで使われることが多いです。

「雉も鳴かずば撃たれまい」の由来

「雉も鳴かずば撃たれまい」には、いくつか由来となったと言われる逸話(いつわ)があります。その中でも最もよく知られているのが、長野県に伝わるものです。

 

むかし、貧しいけれど幸せな暮らしをしている父娘がいました。ある時娘が病気になり、父親にあずきのご飯を食べたいとねだりました。貧しい彼らにはとても手が出せないものです。しかし娘のお願いに、父親は村の裕福な家庭の蔵からあずきと米を盗み、それを娘に食べさせてあげたのです。

あずきのご飯を食べた娘は、病気がよくなりました。彼女はそのご飯のことを、思わず歌にのせてしまいました。その歌は村人に聞かれてしまいます。そのせいで、彼女の父親の盗みは知られ、彼は殺されてしまいます。そして娘は、父親が殺されたショックから口をきけなくなってしまいます。

時は過ぎ、同じ村の猟師が狩りに出たときのことです。猟師はキジの鳴き声をききつけ、見事キジを仕留めました。彼は仕留めた獲物を捕まえようと、草むらへ入っていきました。

すると、殺されたキジを抱いて例の娘がそこに立っていたのです。口がきけないはずの彼女は、キジにむかって「キジよ、お前も鳴かなければ撃たれなかったのに…」と言いました。これが「雉も鳴かずば撃たれまい」の由来となりました。

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「雉も鳴かずば撃たれまい」の類義語

雉も鳴かずば撃たれまいには以下のような類義語があります。

  • 口は災いの元
  • 舌は禍の根
  • 禍は口から
  • 蛙は口から呑まれる
  • 多言は身を害す
  • 物言えば唇寒し秋の風
  • 病は口より入り禍は口より出ず
  • 三寸の舌に五尺の身を亡ぼす

どれも「いらないことを言うと、災いが招かれる」という意味をもっていることわざです。

「雉も鳴かずば撃たれまい」の英語訳

雉も鳴かずば撃たれまいを英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Avoiding unnecessary talk can prevent disaster falling on one. 
    (不用意な発言を避ければ、降りかかる災難を防ぐことができる)
  • There is safety in silence. 
    (黙っていれば安全だ)
  • The pheasant would not be shot but for its cries. 
    (雉も鳴かずば撃たれまい)

“The pheasant would not be shot but for its cries.” が、直接的な「雉も鳴かずば撃たれまい」の英語訳です。

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まとめ

以上、この記事では「雉も鳴かずば撃たれまい」について解説しました。

読み方雉も鳴かずば撃たれまい(きじもなかずばうたれまい)
意味余計な発言をしたばかりに、自ら災いを招いてしまうことの例え。
由来長野県に伝わる逸話から。
類義語口は災いの元、舌は禍の根、禍は口からなど
英語訳Avoiding unnecessary talk can prevent disaster falling on one. (不用意な発言を避ければ、降りかかる災難を防ぐことができる)など

「発言が災いのもとになる」という意味のことわざはたくさんあります。中でも上手く比喩を使っているのが「雉も鳴かずば撃たれまい」です。

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