ことわざ「気は心」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「気は心」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「気は心」の意味をスッキリ理解!

気は心:量や金額はわずかでも、真心がこもっていること

「気は心」の意味を詳しく

「気は心」は、量や金額はわずかでも、真心(まごころ)がこもっていることを表すことわざです。

「真心(まごころ)」には「うそのない本当の心」という意味があります。また、「その人のために尽くしたいと思う心」という意味もあります。

つまり「気は心」とは、たとえ小さなことあっても、心から人のために何かをすることをいいます。

 

「気」とは何かをやろうとする思いや、何かを思いつくことを指します。

「心」とは喜びや楽しさといった精神作用、また思いやりのことなどをいいます。

したがって、このことわざはもともと誰かのためにすることは自分の喜びになる、という意味でした。

それが段々と、わずかなことであっても、人のためになにかすることは真心の表れである、という意味になったのです。

 

また、なにか贈り物をするときなど、相手のためを思って贈ればその気持ちが伝わるものだ、という意味もあります。

基本的に、贈り物をする場合などに用いられることが多いですが、「気の持ちようで心が落ち着く」という意味で使われることもあります。

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「気は心」の使い方

  1. 高価なものを買えばいいってもんじゃなく、相手がなにを欲しがってるのか考えることだよ。気は心と言うだろう。
  2. ほんの気は心ではございますが、どうかお受け取りください。

このように「気は心」は、誰かに贈り物をするときに使われることが多いです。

たとえば、仲のいい友人に対して贈り物をする場合などに「気は心というから、何か買ってあげるよ」というように使います。

このような使い方をするとき、「高価なものは買えないが、何かしら贈りたい」という気持ちが含まれます。

 

また、店員さんが顧客に対し、「気は心ですので、少し値引きさせてください。」のように言うこともあります。

このことわざは基本的に誰に対してでも使うことができますが、「特別に」というニュアンスを含むため、誰にでも構わず使うのは好ましくありません。

特別に想いを込めたときに使うべきでしょう。

「気は心」の由来

「気は心」は、江戸時代にすでに使われていました。

武玉川(むたまがわ)』という江戸時代の俳諧(はいかい)を集めたものがあります。

その中に、「出代(でがわ)りや三粒降っても気は心」という一節が出てきます。

 

これは、「入れ替わりでお店を辞めさせられた。出ていくときには涙雨が欲しいところだが、三粒ほどだけ降ってくれた。気は心、それだけで慰められた」という意味です。

たとえわずかであっても降ってくれた雨に対し、真心を感じているのです。

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「気は心」の類義語

「気は心」には以下のような類義語があります。

  • 志(こころざし)は木の葉に包む
  • 塵(ちり)を結んでも志(こころざし)

「気は心」の英語訳

「気は心」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • A gift is valued by the mind of the giver.
    (贈り物は贈り主の心によって評価される)
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まとめ

以上、この記事では「気は心」について解説しました。

意味量や金額はわずかでも、真心がこもっていること
由来江戸時代の俳諧『武玉川(むたまがわ)』より
類義語志は木の葉に包む、塵を結んでも志など
英語訳A gift is valued by the mind of the giver.(贈り物は贈り主の心によって評価される)

たとえ高価なものであっても、心がこもっていなければ形だけのものになってしまいます。

真心を持って人に贈り物をすることで、相手にもその気持ちが伝わるということです。

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