「検討(けんとう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「検討(けんとう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「検討」の意味をスッキリ理解!

検討(けんとう):物事をよく調べて考えること

「検討」の意味を詳しく

「検討」とは、物事をよく調べて考えることという意味です。

「検討」の意味は、2つの段階に分ける事ができます。

  1. 物事を色々な面からよく調べること
  2. 調べた結果の良し悪しをじっくり考えること

何かについて調べた上で、その選択肢で良いのかさまざまな観点から考えることを「検討」と言います。

「検討」の使い方

  1. 先日の会議で、プロジェクトの目的を検討した。
  2. 当社との契約について、ご検討のほどお願い致します。
  3. 一度持ち帰って検討させていただいてもよろしいでしょうか。

「検討」を敬語表現として用いる場合、尊敬語か謙譲語かを意識しなければいけません。

  • 尊敬語:「ご検討ください」「ご検討お願いします」「ご検討の程お願いします」
  • 謙譲語:「検討致します」「検討させていただきます」

②の例文のように「検討」する相手を敬う場合は「ご検討」を使います。語尾には丁寧語の「ください」「お願いします」がきます。

③の例文のように「検討」するのが自分自身である場合には、「ご検討」は使いません。

 

「検討」を使った言い回しの代表例を二つ紹介します。

「検討中」は、今まさに検討している物事をさす場合に使います。

「再検討」は、一度検討した内容をもう一度検討する必要がある場合に使います。

「検討」の代表的な使い方を覚えて、使いこなせるようにしましょう。

「検討」の語源

「検討」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :調べる
  • :求める、深める、きわめる

「検」はもともと書類等に封をすることを意味しましたが、それが転じて間違いのないように調べるという意味で使われるようになったそうです。「検問」「検査」などでも使われている漢字です。

「討」は、元は罪人に罪を問いただすことから、尋ねることや問いただして真実を深ぼっていくことを意味するようになりました。「討論」「討議」などの熟語でも使われています。

この2語が合わさって「検討」は、間違いがないか深く考えることという意味になりました。

「検討」の類義語

「検討」には以下のような類義語があります。

  • 考慮:すでに存在する事実を元に考え合わせること
  • 考査:人の能力や性格などを調べること
  • 一考:一度考えてみること
  • 熟考:念を入れてよく考えること

「検討」と同音異義語の「見当」との違いがしばしば議論されます。

「見当」は、「大体の予想をすること」「方向性や指針」という意味です。「見当をつける」などの使い方をします。

「検討」とは意味が異なり、類義語ではないので注意しましょう。

「検討」の対義語

「検討」には以下のような対義語があります。

  • 浅慮:浅はかな考え
  • 行き当たりばったり:その場の成り行きに任せて判断すること
  • 無闇:結果を考えずにそうすること

よく調べて考え抜くことを意味する「検討」とは逆に、考えずに答えを出そうとするという意味の熟語が対義語に当てはまります。

「検討」の英語訳

「検討」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • think about~
    (〜について考える)
  • consider
    (検討する)

以下が例文です。

例文
  • I will think about the plan.(そのプランについて考えておきます。)
  • Would you consider my proposal?(私の案を検討してもらえますか?)

「検討中」の英語訳としては以下が挙げられます。

  • under consideration
  • be investigating

まとめ

以上、この記事では「検討」について解説しました。

読み方「検討」(けんとう)
意味物事をよく調べて考えること
語源「調べる」「求める」という意味の漢字から
類義語考慮、考査、一考など
対義語浅慮、行き当たりばったり、無闇など
英語訳think about~, consider

「検討」はビジネスシーンやメールなどのやり取りでも登場し、一般的に使用頻度の高い熟語です。敬語の使い方などを含めて、この機会に正しい意味を理解しましょう。