「倦怠感」の意味とは?読み方は?原因まで具体的に解説

言葉

倦怠感とは、心身の疲れでだるく感じることという意味です。

倦怠感は日常的に使われている言葉ですが、詳しい意味がわからないと感じている人が多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では倦怠感の意味から使い方まで詳しく解説しています。

ぜひ参考にしてみてください。

☆「倦怠感」をざっくり言うと……

読み方倦怠感(けんたいかん)
意味①心身の疲れでだるく感じること
②物事に飽きて興味が持てなくなること
原因生活習慣
何かに飽きた時
強いストレス
病気
類義語退屈
疲労
倦む(うむ) など
対義語熱中
没頭
英語訳malaise
feeling of fatigue
get tired of
weary

「倦怠感」の意味

倦怠感けんたいかん

  1. 心身の疲れでだるく感じること
  2. 物事に飽きて興味が持てなくなること

それぞれの意味について詳しく見ていきましょう。

意味①:心身の疲れでだるく感じること

倦怠感のメインの意味は心身の疲れでだるく感じることです。

意味からもわかるとおり、倦怠感の原因はストレスなどの精神的な要因のこともあれば、病気など肉体的な要因のこともあります。

倦怠感はだるく感じることに加えて、「やる気が出ない」などと言った状態も指します。

そして、女性の場合、月経などのタイミングで倦怠感を覚えることもあります。

意味②:物事に飽きて興味が持てなくなること

倦怠感は物事に飽きて興味が持てなくなることという意味で用いられることもあります。

たとえば、これまで遊んできたゲームが作業のようになってきて、楽しさを感じられなくなってきた時には倦怠感に襲われている状態と言えます。

「けだいかん」とは読まない

倦怠感は「けんたいかん」と読みます。

「けだいかん」と読むことはないので注意しましょう。

「倦怠感」の原因

私達が倦怠感を感じる原因には、主に以下のようなものが挙げられます。

  • 生活習慣
  • 何かに飽きた時
  • 強いストレス
  • 病気

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

原因①:生活習慣

倦怠感は生活習慣が原因で起こることが多いです。

具体的には、以下のような生活習慣は身体が疲れやすくなり、倦怠感の原因になります。

良くない生活習慣
  • お菓子などの食べすぎで栄養バランスが崩れている
  • 睡眠不足で常に眠い
  • 過度な喫煙や飲酒
  • 運動不足

このような生活習慣は倦怠感の原因になるだけでなく、生活習慣病などの原因にもなりやすいものです。

倦怠感がある場合は、生活習慣を改めるところから始めてみるのがおすすめです。

原因②:何かに飽きた時

倦怠感は何かに飽きた時にも生じます。

これは刺激が足りないことが原因なので、何かこれまでやってこなかった新しいことを始めてみましょう。

原因③:強いストレス

倦怠感は強いストレスが原因で生じることもあります。

強いストレスにさらされる生活が続くと、心がストレスを溜め込んでしまい、倦怠感を生じさせて「休ませて」と警告を発するのです。

ストレス原因で倦怠感が生じている時には運動や睡眠など、ストレスを解消するようにつとめましょう。

原因④:病気

倦怠感は病気が原因で起こることもあります。

特に倦怠感以外にも発熱、立ちくらみ、便や尿の色の変化などの症状が出ている場合には病気を疑うべきです。

病気が疑われる時には、早めに病院を受診するようにしましょう。

「倦怠感」の使い方

倦怠感はだるく感じる時や何かに飽きた時に用いられます。

具体的には、以下のような表現で用いられる場合が多いです。

よく使われる表現
  • 倦怠感に襲われる
    例:夏バテによって全身の倦怠感に襲われる
  • 倦怠感を抱く
    例:彼女に倦怠感を抱く
  • 倦怠感がある
    例:1週間前から全身に倦怠感がある
  • 倦怠感が続く
    例:あまりにも長く倦怠感が続くので、病院を受診することにした。
  • 倦怠感を覚える
    例:同じ作業の繰り返しに倦怠感を覚える
  • 倦怠感を生じる
    例:急性肝炎は倦怠感を生じる病気だと言われている。
「倦怠感を感じる」は誤用

「倦怠感を感じる」という表現は二重表現で誤用のため、注意が必要です。

倦怠感には「感じる」という意味が含まれているからです。

ただ、「倦怠感を感じる」を使う人も多く、慣用表現として定着しつつあります。

「倦怠感」の類義語

倦怠感には以下のような類義語があります。

  • 退屈(たいくつ)
    飽き飽きして嫌気がさすこと
  • 疲労(ひろう)
    疲れること・くたびれること
  • 倦む(うむ)
    同じ状態が続いて嫌になる
  • 飽きる
    同じことが続いて嫌になる
  • うんざり
    これ以上我慢できないほど嫌になること

「退屈」の意味:飽き飽きして嫌気がさすこと

退屈は飽き飽きして嫌気がさすことという意味です。

何もすることがなくて暇な様子を表すこともあります。

例文
  • 友達がなかなか来ないので退屈だ。

「疲労」の意味:疲れること・くたびれること

疲労は疲れること・くたびれることという意味です。

精神的もしくは肉体的に疲れた様子を表します。

例文
  • 長時間労働で疲労がたまる。

「倦む」の意味:同じ状態が続いて嫌になる

「倦む」は同じ状態が続いて嫌になるという意味です。

文学などで使われる場合が多い、やや難しい言葉です。

例文
  • 考えることに 倦んだ頭が、どうしてもひとつの結論を欲しがっている。
    出典:沼田 まほかる『彼女がその名を知らない鳥たち』

「飽きる」の意味:同じことが続いて嫌になる

「飽きる」は同じことが続いて嫌になるという意味です。

例文
  • 代わり映えしない毎日に飽きる

「うんざり」の意味:これ以上我慢できないほど嫌になること

「うんざり」はこれ以上我慢できないほど嫌になることという意味です。

何かが退屈で飽きている様子を表します。

例文
  • 毎日同じ料理が出てくるのでうんざりする。

「倦怠感」の対義語

倦怠感には以下のような対義語があります。

  • 熱中(ねっちゅう)
    1つの事柄に深く心を傾けること
  • 没頭(ぼっとう)
    1つのことに熱中して他を顧(かえり)みないこと

「熱中」の意味:1つの事柄に深く心を傾けること

熱中は1つの事柄に深く心を傾けることという意味です。

何かの集中してそれ以外のことは視界に入らない様子を表します。

例文
  • 彼は中学時代、バスケに熱中していた。

「没頭」の意味:1つのことに熱中して他を顧みないこと

没頭は1つのことに熱中して他を顧みないことという意味です。

何か1つのことに全力を傾け、他のものが目に入らない様子を表します。

例文
  • 彼は化学の面白さに魅せられ、研究に没頭していた。

「倦怠感」の英語訳

倦怠感を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • malaise
    (不調・優れないこと)
    例:I feel a certain malaise.
    (なんとなくだるい感じがする)
  • feeling of fatigue
    (気分が優れない)
    例:feeling languid because of fatigue in mind and body
    (心身が疲れてだるくなる)
  • get tired of
    (嫌になる・飽きる)
    例:I get tired of working overtime until just before the last train.
    (終電間際までの残業に倦怠感を覚える。)
  • weary
    (疲れた・疲労した)
    例:a weary body
    (疲れた身体)

補足:「倦怠期」とは?

倦怠感と同様に「倦怠」が使われる言葉として倦怠期が挙げられます。

倦怠期は主に恋人や配偶者に対する飽きや慣れのことを表します。

相手に飽きて興味がなくなった時期のことです。

倦怠期は恋愛以外の人間関係では用いないので注意しましょう。

「倦怠感」のまとめ

以上、この記事では倦怠感について解説しました。

読み方倦怠感(けんたいかん)
意味①心身の疲れでだるく感じること
②物事に飽きて興味が持てなくなること
原因生活習慣
何かに飽きた時
強いストレス
病気
類義語退屈
疲労
倦む(うむ) など
対義語熱中
没頭
英語訳malaise
feeling of fatigue
get tired of
weary

倦怠感は、自分の身体の疲れやだるさを表します。

心身の状態だけでなく、「精神の不調」「だるさ」を表す際にも使用できます。

場面で使い分けて適切に使っていきましょう。