「警鐘(けいしょう)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「警鐘(けいしょう)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「警鐘」の意味をスッキリ理解!

警鐘(けいしょう):良くない事態に向かっていることを告げて警戒を促すもの

「警鐘」の意味を詳しく

「警鐘」とは、「危険を予告し警戒を促すもの」という意味です。

つまり、あることが危険な状況に向かっていることを事前に把握し、周囲の人々にその危険を伝える役割を持つもののことです。「危険」そのものや、「危険を伝える」ことではないため注意しましょう。

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「警鐘」の使い方

「警鐘」の使い方の例として、以下のような文が挙げられます。

  1. 専門家は、過度なダイエットは健康に悪いと警鐘を鳴らしている。
  2. そのニュース番組は様々な社会問題を取り上げ、警鐘を鳴らすことを大事にしている。
  3. 監督によると、この映画を制作した目的は高齢化に悩む現代日本への警鐘だそうだ。

上記の例文のように、「警鐘」は「警鐘を鳴らす」という動詞の形で使われるのが一般的です。主に、専門家や芸能人、そしてメディアなど、多くの人に対して発信力のある人や組織が注意を促す際に用いられます

そのため、取り上げられる危険も広く社会に大きな影響があるものの場合が多いです。

 

「警鐘」は、「警鐘する」という形で使われることはありません。「警鐘」は、警戒を促す「もの」という意味です。「もの」をする、とは言いませんよね。

そこで、「警鐘」を、警戒を促すために打ち鳴らすものである「鐘(かね)」に見立てて「警鐘を鳴らす」と用います。また③の例文のように、あるものが「警戒を促すもの」であることを表すように使われています。

「警鐘」の語源

「警鐘」は、もともと「火災や洪水などの災害が起こった際に、人々に警戒を促すために鳴らす鐘」のことです。

災害が発生したら避難をするためにも、なるべく速く多くの人に情報を伝えることが大事ですよね。その情報を伝える役割を持っていたのが鐘でした。別名で「早鐘(はやがね)」ともいいます。

ここから、この鐘の役割のようにいち早く広く危険を伝えることを「警鐘を鳴らす」と表現するようになったのです。

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「警鐘」の類義語

警鐘には以下のような類義語があります。

  • 警告:よくない事態が生じそうな際、注意を促すこと
  • 喚起(かんき):呼び起こすこと

これらの熟語の意味は、「注意を呼びかける」ことを表している点で共通しています。ただ、「警鐘」とは違い、どれも「警告する」や「喚起する」のように、動詞の形で用いることができます。

「警鐘」の英語訳

警鐘を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • alarm
    (警報、警報器)
  • warning
    (警告)

「警鐘を鳴らす」という動詞の形を表す場合は、 “sound an alarm” や “raise an alarm ” という表現が使えます。また、warning の動詞形を用いて “warn about ~” とすれば、「~について警鐘を鳴らす」という意味になります。

また、「警鐘」の原義である「鐘」自体のことは英語で、alarm bell や warning bell といいます。

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まとめ

以上、この記事では「警鐘」について解説しました。

読み方 警鐘(けいしょう)
意味 良くない事態に向かっていることを告げて警戒を促すもの
語源 災害をいち早く知らせる鐘から
類義語 警告、喚起
英語訳 alarm(警報、警報器)、warning(警告)

人々は災害が起こってもしばらく経つと、その恐ろしさを忘れてしまいがちです。専門家の人が鳴らす警鐘を無視するのでなく、きちんと受け止めて日ごろから準備をしておきたいものですね。

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