「形勢(けいせい)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「形勢(けいせい)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「形勢」の意味をスッキリ理解!

形勢(けいせい):変化する物事の各時点での勢力の関係、なりゆき

「形勢」の意味を詳しく

形勢は、形と勢という2つの漢字から構成されています。

「形」はかたち・けいと読み、かたちや様子という意味を表します。形勢において、形は様子という意味で用いられています。この意味で形が使われている熟語には、形態や形相などがあります。

「勢」はせい・いきおいと読み、いきおいや様子という意味を表します。形勢において、勢は様子という意味で用いられています。この意味で勢が用いられている熟語には、運勢や情勢などがあります。

 

この2つの漢字の意味から、形勢は物事のその時点での様子を表します。

この意味が派生し、複数の物事の勢力関係という意味で用いられる場合もあります。

「形勢」と「形成」

形勢と同じ読み方を持つ熟語に、形成があります。この2つの熟語はケイセイという読み方が共通していますが、意味は異なります。

  • 形勢:変化する物事の各時点での勢力の関係、なりゆき。
  • 形成:整ったものに形づくる。

形という共通の漢字を用いている2つの熟語ですが、意味は大きく異なります。形勢が、形を様子という意味で用いているのに対し、形成は形をかたちという意味で用いています。そのため、形勢が物事の様子を表すのに対し、形成は物体のかたちを表現しています。

この2つの熟語は、同じ読み方をもち共通の漢字を用いているため、混同しやすいので気をつけましょう。

「形勢」の使い方

  1. サッカーの試合において、形勢は一瞬で変化する。
  2. 試合も後半戦に入り、勝つには形勢逆転を狙うしかない。
  3. 途中まで圧勝と見られていたチームが、今や形勢不利だ。

①の例文で形勢は、形勢という名詞として用いられています。形勢は、主にスポーツの試合など勝敗のある場面において使われます。

②の例文で、形勢は形勢逆転という複合語として用いられています。「形勢が逆転する」と表現することもあります。勝負において、勢力の関係が反対になることを言います。

③の例文で、形勢は形勢不利という複合語として用いられています。勝負において、片方が劣勢である場合に用いられます。

「形勢」の類義語

形勢には以下のような類義語があります。

  • 事態(じたい):ことのありさま
  • 状態(じょうたい):ある物事のありさま
  • 時局(じきょく):時世のありさま
  • 情勢(じょうせい):物事の事情やなりゆき
  • 具合(ぐあい):状態のよしあし

どの熟語も、物事のなりゆきという意味が形勢と共通していますが、形勢の表す勢力の関係という意味はありません。

「形勢」の英語訳

形勢を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • formation
    (状態)
  • situation
    (状態)
  • prospects
    (見込み、形勢)

formationやsituationは、形勢の物事の状態という意味に対する英語訳です。勢力の関係という意味はありません。

まとめ

以上、この記事では「形勢」について解説しました。

読み方形勢(けいせい)
意味変化する物事の各時点での勢力の関係。なりゆき。
類義語事態、状態、時局など
英語訳formation(状態)

形勢は、主にスポーツの試合などで状況を説明する際に、用いられます。状態や時局など、その場のなりゆきを表す熟語は形勢の他にもありますが、勢力の関係を表す熟語はないため、試合や勝負の場を表す場面において、勢力はよく目にする熟語です。

日常会話やニュースなどでもよく用いられますが、同音異義語もあるため、漢字の表記に注意して正しく使い分けましょう。