「怪訝(けげん)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「怪訝(けげん)」です。

言葉の意味・使い方・英語訳についてわかりやすく解説します。

「怪訝」の意味をスッキリ理解!

怪訝(けげん):その場の事情などが分からず、納得がいかないこと

「怪訝」の意味を詳しく


「怪訝」とは、その場の事情などが分からず、納得がいかないことです。また、そのような様子を表す言葉です。

不可解な状況や納得のいかない場面において、不思議に思ったり、疑わしく思ったりすることを言います。「怪訝」は、人の気持ちやその様子を表す言葉です。そのため、物や動物など、人以外に用いることはありません。

「怪訝」を構成する2つの漢字には、訓読みではそれぞれ以下のように読みます。

  • 「怪」:怪しい(あやしい)
  • 「訝」:訝る(いぶかる)、訝しい(いぶかしい)
「訝る」「訝しい」は、日常的には聞き慣れない言葉ですが、物事が不明であることを不審に思うことや、疑わしいことを表します。

 

「怪訝」は、「怪訝そうにする」「怪訝な顔」「怪訝に思う」などと使います。

たとえば、学生時代、授業の説明を理解することができず、思わず顔をしかめたことがありませんか。まさにこのようなとき、あなたは「怪訝そうにしていた」のです。また、そのように思わずしかめた顔こそが「怪訝な顔」です。不機嫌そうな表情と似ていますね。

日常的に使う言葉ではありませんが、このように「怪訝」な場面は日常的に存在しています。

「怪訝(かいが)」

「怪訝」は、「けげん」のほかに「かいが」と読むことがあります。

「かいが」と読む場合も、不思議に思ったり納得がいかないことを表します。したがって、「けげん」と読む場合とほとんど同じ意味を表します。

「かいが」と読む場合、「怪訝(かいが)する」と表現することがあります。これは、「疑わしく思うこと」を表します。一方で、「怪訝(けげん)する」という表現は誤りです。

ただし、一般的には「けげん」と読むことがほとんどです。「かいが」と読む場合はごくまれな例ですので、予備知識として覚えておきましょう。

「怪訝」の使い方

「怪訝」は、以下のように使うことができます。

  1. 難関大学の試験問題を解く兄は、怪訝そうな表情であった。
  2. 何の相談もなく家族で犬を買うことになり、父は怪訝な顔をしていた。
  3. 友人からマルチ商法のような話をされ、私は怪訝に思った。

上記の例文のように、「怪訝そうな(に)」「怪訝な〇〇」「怪訝に思う」などと使います。

①の例文は、難しい問題を前に、顔をしかめている兄の様子を表しています。

②の例文は、父に一切の相談をすることなく家族で犬を飼うことになり、父がその状況を飲み込めずに戸惑った顔をしている様子を表しています。「迷惑がっている」というニュアンスではなく、「困惑している」というニュアンスが適当です。

③の例文は、友人からマルチ商法のような話を聞かされ、疑わしく思ったという場面です。友人に対して、不審な感情を抱いている様子が伺えます。

 

このように、話がにわかに信じられないときやいささか胡散臭い話を聞いたときなど、その状況に納得できず不思議に思ったり、疑わしく思ったりすることを「怪訝に思う」と表現することができます。

「怪訝」の英語訳

「怪訝」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • doubt
    (怪訝)
  • dubious
    (怪訝そうに)
  • questioning
    (怪訝な)
  • dubiously
    (怪訝そうに)
  • questioningly
    (怪訝そうに)
He gave me a questioning look.(彼は私に対して怪訝そうな顔をした。)

まとめ

以上、この記事では「怪訝」について解説しました。

読み方怪訝(けげん)
意味その場の事情などが分からず、納得がいかないこと
英語訳doubt(怪訝)

人の話を聞いて、納得がいかなかったり不審に思うこともありますよね。そのような状況を「怪訝」という言葉で表すことができます。

「怪訝」の意味をきちんと押さえ、正しく使いこなせるようにしましょう。