故事成語「刮目してこれを見よ」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、故事成語の「刮目してこれを見よ(かつもくしてこれをみよ)」です。

意味や使い方、由来、類義語、対義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「刮目してこれを見よ」の意味をスッキリ理解!

刮目してこれを見よ(かつもくしてこれをみよ):目をこすって、注意してよく見なさいという意味

「刮目してこれを見よ」の意味を詳しく

「刮目してこれを見よ」とは「注意してよく見なさい」という意味です。

「刮目」というのが「目をこする」という意味なので「目をこすってしっかりと見なさい」という意味になります。

そこから「注意して見なさい、しっかりと見なさい」などの意味になりました。

 

また、この言葉はもともと「男子三日会わざれば刮目して見よ」という一文でした。

この意味は、「日々鍛錬する人が居れば、その人は3日も経つと見違える程成長しているものなので、よく注意して見なさい」という意味です。

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「刮目してこれを見よ」の使い方

  1. 今から重要な講義をするので、刮目して見なさい。
  2. モニターに刮目せよ

日常生活の中で「刮目してこれを見よ」というそのままの形で使われることは少ないです。

「刮目して見なさい」や「〇〇に刮目せよ」という形で使われることが非常に多いです。

「刮目する」という言葉自体が「注意して見る」という意味を持っているので、単体で動詞として使えるのです。

ただし、「〇〇を刮目せよ」という使い方は間違っています。

この間違いは非常に多いので意を付けましょう。

「刮目してこれを見よ」の由来

「刮目してこれを見よ」の出典は、有名な中国の歴史書である『三国志』です。

 

呂蒙(りょもう)と魯粛(ろしゅく)という人物がいました。

呂蒙は、武術に励む人物で、勉強は全くしていませんでした。

しかし、ある日主君の孫権(そんけん)から教養の大切さを諭されました。

魯粛は忙しいことを言い訳にしましたが、孫権に「主君である私でも、忙しい中で勉強できたのだから君にもできるに違いない」と言われます。

呂蒙はその言葉に動かされて、勉強を始めて、儒学者にも匹敵するほどの知識を身に着けました。

 

さて、そんなことは少しも知らない魯粛は「戦術のことでも教えてやろう」と言って呂蒙に会いに行きます。

すると、見違えるほど博識になった呂蒙に逆に戦術を教わることになってしまうのです。

魯粛は驚いて、「もう私が知っている呂蒙ではないな」と言います。

すると呂蒙は「日々努力を欠かさない人間は三日のあれば見違えるほど変わるものだ。刮目して見よ」と言いました。

 

このエピソードがもとになって「男子三日会わざれば刮目して見よ」という故事成語が生まれました。

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「刮目してこれを見よ」の類義語

「刮目してこれを見よ」には以下のような類義語があります。

  • とくと見よ:注意力を働かせて観察しなさい、という意味

「刮目してこれを見よ」の対義語

「刮目してこれを見よ」には以下のような対義語があります。

  • 瞑目:目を閉じること、目をつぶること
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「刮目してこれを見よ」の英語訳

「刮目してこれを見よ」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • close attention
    (注目しなさい)
  • look with keen interest
    (注意して見なさい)
  • careful observation
    (刮目)

まとめ

以上、この記事では「刮目してこれを見よ」について解説しました。

読み方 刮目してこれを見よ(かつもくしてこれをみよ)
意味 目をこすって、注意して見る
由来 中国の歴史書である『三国志』から
類義語 とくと見よ
対義語 瞑目
英語訳 look with keen interest(注意して見なさい)

「刮目して見よ」という言葉は、聞いたことがある人が多かったでしょう。

言葉のニュアンスだけでなく、細かい意味や語源も知ることができたと思います。

日常生活の中でも使いこなせるようにしましょう。

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