「カタルシス」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「カタルシス」です。

「カタルシス」の意味や使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。

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「カタルシス」とは?

カタルシス(catharsis):精神の浄化

「カタルシス」の意味を詳しく

「カタルシス」とは、心に溜まっていたモヤモヤとした感情が解放されて気持ちが浄化されることです。

心の中で抑圧されてずっと消えなかったわだかまりが、何かをきっかけにして一気に取り除かれ、すっきりとした気分になることを指します。

簡単に「心の浄化」と言われることもあります。

 

もともとは、アリストテレスが演劇学用語として使い始めた言葉ですが、今では哲学や心理学の用語として使われる方が一般的です。

アリストテレスがもともと哲学者であったことから、「カタルシス」が哲学界でよく使われたのは自然な成り行きでした。

また、精神科医のフロイトが「悲惨な話を聞いて泣くこと」と「催眠療法」を合わせたヒステリー治療法を「カタルシス」と呼んだことから精神療法の用語にもなったのです。

悲劇や演劇を見て心を浄化させることも「カタルシス」であり、カウンセリングなどで医療的に心のわだかまりをなくすことも「カタルシス」と呼ばれます。

 

また、医学上では「排泄」という意味で用いられることもあります。

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「カタルシス」の使い方

  1. ミステリーで犯人がわかったときにカタルシスを味わう。
  2. 観客は主人公に感情移入して涙することでカタルシスを得る。
  3. 虚構の世界に逃げ込んでカタルシスを感じる。
  4. 最近は、カタルシスを感じる音楽が減ったように思える。

「カタルシスを得る」や「カタルシスを感じる」「カタルシスを味わう」などのように使われます。

「カタルシス」の語源

「カタルシス」の語源はギリシャ語の “katharsis” です。

古代ギリシアの哲学者であるアリストテレスが『詩学』の中で用いた言葉です。そのためギリシャ語が語源になっています。

英語では “catharsis” と表記します。

ちなみに、『詩学』の中でカタルシスは「悲劇が観客の心に怖れ(ポボス)と憐れみ(エレオス)の感情を呼び起こすことで精神を浄化する効果」とされています。

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「カタルシス」の類義語

「カタルシス」には以下のような類義語があります。

  • 浄化作用
  • 解除作用
  • 排泄

まとめ

以上、この記事では「カタルシス」について解説しました。

英語表記 カタルシス(catharsis)
意味 心に溜まっていた感情が解放されて気持ちが浄化されること
語源 アリストテレスが『詩学』の中でもちいた“katharsis”から
類義語 浄化作用、解除作用、排泄

「カタルシス」は本などで目にする機会もあるカタカナ語です。

複数の意味がありますが、主な意味だけもしっかり理解して覚えておけるといいでしょう。

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