「華燭の典」の意味とは?読み方は?使い方から英語まで例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「華燭の典(かしょくのてん)」です。

言葉の意味・使い方・由来・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「華燭の典」をざっくり言うと……

読み方華燭の典(かしょくのてん)
意味他人の結婚式を祝して言う言葉
由来中国語
英語訳wedding(結婚式)

「華燭の典」の意味をスッキリ理解!

華燭の典(かしょくのてん):他人の結婚式を祝して言う言葉

「華燭の典」の意味を詳しく


「華燭の典」は、はなむけの言葉として他人の結婚式を祝う言い方です。「華燭の式」と言うこともあります。

華燭(花燭)には、「華やかで美しい灯火」「婚礼の席で灯す灯火」という意味があります。転じて、婚礼のことを指すこともあります。典は、儀式のことです。

誰かの婚礼を祝う言い方ですので、自分の結婚式のことは「華燭の典」とは言いません

「華燭の典」の使い方

「華燭の典」は、以下のように使われます。

  1. 「この度は、晴れてお二人が華燭の典を挙げられたことを大変喜ばしく思います。誠におめでとうございます。」
  2. 私の友人は、難病を乗り越えて先日華燭の典を挙げた。
  3. 先日、社長のご子息が華燭の典を挙げられたそうだ。
①の例文のように、「華燭の典」という言い方は結婚式の挨拶で使われることがあります。

②は、友人の結婚式を祝う表現です。例文では、病気を乗り越えて結婚式を迎えた友人への心からの祝福を表しています。

「華燭の典」は「結婚式」を褒める上品な言い方です。そのため、③の例文のように、目上の人や目上の人の身内の結婚を祝う際にも使うことができます。

「華燭の典」の由来

「華燭の典」は、中国の言葉が由来とされています。

中国では樺(かば)という木の灯火を「華燭」と言い、樺に火を付けると途中で消えることがないため縁起が良いとされています。結婚式では、末長く続く幸せを願うものです。これらを重ね合わせたことが、「華燭の典」の由来となったと言われています。

「華燭の典」の英語訳

「華燭の典」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • wedding
  • wedding ceremony
  • marriage ceremony

これらの英語訳は、全て「結婚式」という意味です。

華燭の典は結婚式の別の言い方ですので、英語訳は同じものになります。

まとめ

以上、この記事では「華燭の典」について解説しました。

読み方華燭の典(かしょくのてん)
意味他人の結婚式を祝して言う言葉
由来中国語
英語訳wedding(結婚式)

人生でそう何度も経験することのない結婚式。誰もが笑顔になれる素敵なイベントですよね。皆さんの「華燭の典」が、素敵な空間になることを願っています。

「華燭の典」の意味や使い方を覚え、正しく使えるようにしましょう。

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香菜
「読者を不快にさせない記事」をモットーに執筆・編集しています。有名美容ライターの元でアシスタントを経験し、その後出版社に就職。現在は著名人への取材やエンタメ記事の執筆も行っています。