四字熟語「閑話休題」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「閑話休題(かんわきゅうだい)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「閑話休題」の意味をスッキリ理解!

閑話休題(かんわきゅうだい):話が横道にそれた際に、本題に戻すために使う言葉

「閑話休題」の意味を詳しく

「閑話休題」は、話が横道にそれた際に、本題に戻すために使う言葉です。余談やむだ話をやめて話を本筋に戻す際、接続詞的に用います。

主に書き言葉として文章中で用いられることが多いですが、話し言葉でも使われます。「閑話休題」に「あだしごとはさておき」というフリガナを振っていたこともありました。「あだしごと」とは、「他のこと」という意味です。「閑」を「間」として「間話休題」とも書きます。

「閑話休題」の誤用

「閑話休題」は、「余談をやめて、話を本題に戻すとき」に用いられる言葉です。

しかし、「いったん話を本筋から脇道へそらす」という全く逆の意味で用いてしまう間違いがあります。例えばテーマから話題をそらすときに、「閑話休題、先日私が体験したことですが…」というように使うのは誤りです。

「閑話休題」は余談に入るときの定型句ではなく、むだ話を切り上げるときの定型句なので、使い方を間違えないようにしましょう。

「閑話休題」の使い方

  1. 閑話休題、次のテーマについてお話しします。
  2. 閑話休題、今回の企画会議の目的は若い層を取り込む施策を考えることだ。
  3. 長々と説明したが、閑話休題、この本で筆者が主張したいことは「~」ということだ。

「閑話休題」は、余談を打ち切って本題に戻ることを明示する言葉です。接続詞的に用いるため、文頭で「閑話休題、」というように使います。話が脱線した際、本題に戻すために使われます。

「閑話休題」の由来

「閑話休題」は、中国の明時代に書かれた小説『水滸伝(すいこでん)』に由来します。以下にそのもととなった一文を引用します。

且(か)つ間話を把(と)りて休題す、只(た)だ、正語(せいご)を説くのみ。

「閑話」は、「役に立たない話・むだ話」という意味です。「閑」は「静かなこと」「暇なこと」という意味以外に、「急を要しないこと、注意を払わないこと」という意味を持っています。

「休題」には、「話をやめること・話題を変えること」という意味があります。「題」には、「タイトル」という意味以外に「解決を求められていること」という意味があります。「問題」や「課題」という熟語には、その意味を持つ「題」が用いられています。

「閑話休題」の類義語

「閑話休題」には以下のような類義語があります。

  • ともかく:さておき
  • それはそうと:話題を変える時に使う表現
  • それはさておき:話題を他に転じるときに用いる言葉

「閑話休題」の対義語

「閑話休題」には以下のような対義語があります。

  • 余談ですが:本題から外れた話題に及ぶときの言葉
  • 話がそれますが:話が本筋からそれる時に言う言葉

「余談ですが」の「余談」とは、「何らかの役に立つことを見込まれていない話」のことです。

「閑話休題」の英語訳

「閑話休題」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • to return from the digression
    (閑話休題)

“digression” には、「余談・脱線」という意味があります。

まとめ

以上、この記事では「閑話休題」について解説しました。

読み方閑話休題(かんわきゅうだい)
意味話が横道にそれた際に、本題に戻すために使う言葉
由来『水滸伝』の記述による
類義語ともかく、それはさておき など
対義語余談ですが、話がそれますが など
英語訳to return from the digression(閑話休題)

「閑話休題」は、書き言葉だけでなく話し言葉でも用いられる言葉です。意味や使い方をしっかり理解しましょう。