「感染(かんせん)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「感染(かんせん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「感染」の意味をスッキリ理解!

感染(かんせん):体に病原体がくっついて増殖している状態

「感染」の意味を詳しく

感染は、体の表面や中で病原体が増殖している状態をさします。

病原体とは、病気を引き起こす微生物やウイルスのことです。たとえば、微生物では食中毒を引き起こす「大腸菌O-157」が、ウイルスでは「インフルエンザウイルス」などが挙げられます。

感染は、病原体以外に対しては使われません。たとえば、ヒトのお腹の中には腸内細菌がたくさん住んでいますが、「腸内細菌に感染している」とは言いません。

さまざまな感染の経路

感染は、さまざまな経路で起こります。

たとえば、空気中に漂っている病原体を吸い込んで感染することを「空気感染」と言います。風邪をひいた人がマスクをするのは、クシャミやセキで空気中に風邪を引き起こす病原体が飛ぶことを防ぐためです。

その他にも、クシャミや鼻水などについた病原体が感染を引き起こす「泡沫(ほうまつ)感染」などがあります。泡沫は、「しぶき」という意味です。

感染と感染症の関係

普段は、病原体が体にくっつくと免疫機能が働き、病原体を取り除こうとします。ヒトの場合、クシャミやセキで病原体を外に飛ばそうとしたり、細胞が病原体を退治しようとしたりと、さまざまな機能が働きます。

それでも、病原体が取り除かれることなく残り、さらに増殖を始めたときに、感染が起こります。

 

感染した上で病気になると、「感染症」を発症した状態になります。ただし、感染が起こると、すぐに病気になるわけではありません

感染と感染症の発症のあいだには、時間差があることもあります。インフルエンザで学校を休んだことがある人は、症状が治まっても数日間登校禁止だった経験があるでしょう。これは、感染症を引き起こしていなくてもインフルエンザウイルスが体の中に残っているためです。

ちなみに、感染している期間と感染症にかかっている期間の時間差を「潜伏期間」と言います。潜伏期間は自分で感染していることに気づかないため、外出などで病原体をうつしやすくなってしまいます。

 

また、感染が起こると必ず病気になるわけでもありません

感染しても病気になりにくい例が、結核です。結核の検査のため、ツベルクリン反応検査を受けたことを覚えている人もいるでしょう。

ツベルクリン反応検査では、結核菌に感染したことがあるかどうかを調べます。結核菌に感染しても、免疫機能が十分に働いていれば結核を発症することはありません。栄養失調や老化などで免疫機能が衰えているときに結核菌に感染すると、結核を発症しやすくなります。

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「感染」の使い方

  1. HIVウイルスに感染すると、エイズという感染症になる。
  2. エイズを発症すると免疫機能が極端に弱くなるため、菌やウイルスに感染しやすくなる。
  3. エイズ患者は免疫力が落ちて、感染性の非常に弱い菌やウイルスへの日和見感染を起こす。
このように、「〇〇に感染する」という使い方が多くされます。「感染症」「空気感染」「日和見(ひよりみ)感染」など、他の言葉と組み合わせて使われることも多いです。

「感染」の類義語

「感染」には、以下のような類義語があります。

  • 伝染:感染している個体から、他の個体に感染すること
  • 流行:複数の個体の間で感染が起こること

伝染は「うつる」という言い方でも表現されます。

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「感染」の英語訳

「感染」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • infection
    (空気感染)
  • contagion
    (接触感染)

「感染」を広く指すときは、 “infection” が使われます。

まとめ

以上、この記事では「感染」について解説しました。

読み方 感染(かんせん)
意味 体に微生物やウイルスなどの病原体がくっつき、増殖している状態
類義語 伝染、流行
英語訳 infection (感染、空気感染), contagion (接触感染)

感染を防ぐために、健康に気をつかうだけではなく、マスクや手洗いうがいなども心がけたいですね。

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