ことわざ「艱難汝を玉にす」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「艱難汝(かんなんなんじ)を玉(たま)にす」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「艱難汝を玉にす」の意味をスッキリ理解!

艱難汝(かんなんなんじ)を玉(たま)にす:人は苦労や困難を乗り越えることで立派な人になるということ

「艱難汝を玉にす」の意味を詳しく


「艱難汝を玉にす」は、人間は苦労や困難を乗り越えることによって立派な人物になるということを意味することわざです。

「艱難(かんなん)」には、「困難に出会い、悩み苦しむこと」という意味があります。

とりわけ、「艱」という漢字には、「難しくて動きがとれない」というニュアンスが含まれています。

 

「汝(なんじ)」には、「あなた」という意味があります。

また、「玉(たま)」には「すばらしい物」という意味があり、「玉にす」は、「美しくする、立派にする」という意味があります。

したがって、人間は苦労を乗り越えていくことで、玉が磨かれるかのように人格も磨かれていく、ということを言っています。

 

多くの苦労を経験することで、人間味が深まったり、逆境に立ち向かう心が育ったりして、より立派な人間に成長できるということです。

日常生活ではあまり使う機会がないことわざかもしれませんが、人生の教訓になるような深い意味をもつことわざです。

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「艱難汝を玉にす」の使い方

  1. 今は辛いだろうが、これを乗り越えれば人として成長できるはずだよ。艱難汝を玉にすというだろう。
  2. 一年ほど前は彼女はかなり悩んでいる様子だったが、今はそれを乗り越えより優しい表情になった。艱難汝を玉にすということだろう。

例文①のように、苦労して頑張っている誰かを励ますときに使われます。

また、自分自身に言い聞かせる形で使われることもあります。

就職の面接などで、座右の銘として使われることも多いです。

 

なお、「困難汝を玉にす」とするのは誤りですので、注意しましょう。

「艱難汝を玉にす」の由来

「艱難汝を玉にす」は、もともと西洋のことわざ「Adversity makes a man wise.(逆境は人を賢くする)」の意訳だと言われています。

adversity” には逆境、困難などという意味があります。

逆境に立ち向かうことで自分自身が磨かれる、ということを、地面から掘り出された玉が、はじめは粗くても磨くことで美しい玉になる、と言いかえています。

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「艱難汝を玉にす」の類義語

「艱難汝を玉にす」には以下のような類義語があります。

  • 若い時の苦労は買ってでもせよ
  • 若い時の力瘤
  • 苦労屈託身の薬

「艱難汝を玉にす」の英語訳

「艱難汝を玉にす」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • Adversity makes a man wise.
    (逆境は人を賢明にする)
  • Pains make the heart golden.
    (苦労は、心を黄金にする)
  • Storms make oaks take deeper root.
    (嵐は、樫の木に、いっそう深い根を張らせる)
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まとめ

以上、この記事では「艱難汝を玉にす」について解説しました。

読み方艱難汝(かんなんなんじ)を玉(たま)にす
意味人は苦労や困難を乗り越えることで立派な人になるということ
由来西洋のことわざ「逆境は人をかしこくする」を意訳したもの
類義語若い時の苦労は買ってでもせよ、若い時の力瘤、苦労屈託身の薬など
英語訳Adversity makes a man wise.(逆境は人を賢明にする)

困難を避け、楽な道を選んでしまいそうになることもあります。

毎日が楽しければよい、という考え方もあるかもしれませんが、困難に立ち向かう勇気を持つことで、人として成長し立派な人間になりたいものです。

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