「カンガルー」と「ワラビー」の違いとは?定義からワラルーまで解説

違いのギモン

有名なオーストラリアの動物と言えば、「カンガルー」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。また、オーストラリアには、「カンガルー」に似た「ワラビー」という動物も生息します。

そこで今回は、「カンガルー」と「ワラビー」の違いを詳しく解説します。

結論:大型のものを「カンガルー」、小型のものを「ワラビー」と呼ぶ。

「カンガルー」は、有袋類のカンガルー目カンガルー科の動物で、大型のものを指します。

一方で、「ワラビー」は有袋類のカンガルー目カンガルー科の動物で、小型のものを指します。

「カンガルー」をもっと詳しく

「カンガルー」は、有袋類のカンガルー目カンガルー科の動物で、大型のものを指します。オーストラリアだけではなく、タスマニア島やニューギニア島にも生息しています。オーストラリアでは、食用や毛皮としても使われています。

後ろ足が発達しており、2本足で立つことができます。ジャンプする際は、太い尻尾でバランスをとります。

「カンガルー」の仲間は50種類以上あります。その中には、木登りをする種類(セスジキノボリカンガルーなど)もいます。しかし、日本には5種類ほどしかいません。

カンガルーの種類

  • クロカンガルー
  • アカカンガルー
  • オオカンガルー
  • フサオネズミカンガルー
  • セスジキノボリカンガルー

これらは、日本で会えるカンガルーの種類です。

「オオカンガルー」や「アカカンガルー」、「クロカンガルー」は、よく発達した後ろ足が特徴です。

「フサオネズミカンガルー」は、原始的な後ろ足のままですが、草や木の枝、木の皮などを尻尾で巻き上げて運ぶことができます。「セスジキノボリカンガルー」は、樹上で生活するために前足が発達しています。

「ワラビー」をもっと詳しく

「ワラビー」も有袋類のカンガルー目カンガルー科の動物で、小型のものを指します。オーストラリアの広大な草地や森林地帯に生息しています。農作物を食べるので、オーストラリアでは、害獣として駆除されてしまうこともあります。また、「ワラビー」は30種類ほどあります。

色々な環境に対応することができる上に、小型であるため、ペットとして買うこともできます。

ちなみに、「ワラビー」は夜行性で、食欲旺盛です。性格としては、臆病な性格をしています。

〇〇で判別

体格で判別

まず、一目でわかる違いとして、大きさが挙げられます。「ワラビー」は体長25〜75cm、平均体重は25kg以下のものを指します。一方で、体長115〜160cmの大型のものが、「カンガルー」となります。

明確に違う点としては、尻尾と足のサイズが「ワラビー」の方が小さいです。

顔で判別

「カンガルー」の顔は、「ワラビー」の顔と比べると、勇ましくも見えます。顔立ちは、客観的なものになるので、明確な判断基準はありません。

「ワラルー」について

「カンガルー」、「ワラビー」と比べられる動物として「ワラルー」があります。有袋類のカンガルー目カンガルー科の動物の中で、中型のものを指します。「ワラルー」は3、4種類ほどしかいません。

また、現地では「カンガルー」と「ワラビー」、「ワラルー」もすべて「Roo(ルー)」と呼びます。

基本的には、大きさで区別しているだけであって、生物学上では違いはないです。

まとめ

以上、この記事では、「カンガルー」と「ワラビー」の違いについて解説しました。

  • 「カンガルー」:有袋類のカンガルー目カンガルー科の動物で、大型のもの
  • 「ワラビー」:有袋類のカンガルー目カンガルー科の動物で、小型のもの
「カンガルー」と「ワラビー」の1番の違いは大きさです。皆さんがオーストラリアに行って、野生の動物に出会った際に、「カンガルー」か「ワラビー」または「ワラルー」の区別をしてみてください。