今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「感慨無量(かんがいむりょう)」です。
言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。
☆「感慨無量」をざっくり言うと……
読み方 | 感慨無量(かんがいむりょう) |
---|---|
意味 | 深く身に染みて感じ、感動すること |
類義語 | 意料無限、感慨多端など |
英語訳 | be filled with ineffable emotions(深く感動させられる)など |
「感慨無量」の意味をスッキリ理解!
感慨無量(かんがいむりょう):深く身に染みて感じ、感動すること
「感慨無量」の意味を詳しく
「感慨無量」は、「感慨」と「無量」という2つの単語から構成されています。
まず、「感慨」とは、「心に深く感じ、しみじみとした気持ちになること」という意味を持ちます。「無量」は、はかりしれないほど多いことを意味します。
これらを踏まえると、「感慨無量」は、「感慨」の意味を、量が多いことを表す「無量」を用いて強調していることが分かります。
「感慨無量」は、略して「感無量」という熟語として使われることもあります。
「感慨無量」の使い方
- 待望の第一子が生まれ、感慨無量な気持ちだ。
- これまでの努力が報われ、感慨無量だ。
- あまりにも美しい景色に、感慨無量のあまり言葉が出ない。
- 娘の結婚式を感慨無量の気持ちで眺める。
- 感慨無量な体験とは、まさにこのことだ。
「感慨無量」の類義語
感慨無量には以下のような類義語があります。
- 意料無限(いりょうむげん):言葉では表しきれないほどに感動すること。
- 感慨多端(かんがいたたん):心に感じることが多いこと。
「意料無限」の「意料」とは、思いをめぐらすという意味です。また、「無限」は、程度を強調する語です。このため、「感慨無量」と似たような構成になっています。
「感慨無量」の英語訳
感慨無量を英語に訳すと、次のような表現になります。
- be filled with ineffable emotions
(言葉では言い尽くせない感情でいっぱいになる) - be deeply moved
(深く感動させられる) - be in the fullness of my heart
(感動で心がいっぱいである)
英語では、「感慨」の意味を「心を動かされる」や「心が満たされる」と表現することが分かります。その言葉を「深く」や「いっぱい」という語で強調することによって、「感慨無量」を表現することが分かります。
まとめ
以上、この記事では「感慨無量」について解説しました。
読み方 | 感慨無量(かんがいむりょう) |
---|---|
意味 | 深く身に染みて感じ、感動すること |
類義語 | 意料無限、感慨多端など |
英語訳 | be filled with ineffable emotions(深く感動させられる)など |
誰もが、深く心動かされる「感慨無量」なことを一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
次に強く感動する出来事に出会ったときは、この四字熟語を使ってみましょう。