どう使い分ける?「加盟」「加入」「参加」「参画」の違い

違いのギモン

日本語は、意味を理解するのが難しい言葉が多いですよね。特に熟語は似た意味をもつものが多く、その使い方の区別に悩むことも多いでしょう。

「加盟」「加入」「参加」「参画」の4つの熟語も、区別するのが難しい熟語群でしょう。この記事では、そんな「加盟」「加入」「参加」「参画」の意味の違いについて解説します。

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結論:全て少しずつ意味が違う

「加盟」「加入」「参加」「参画」の違いを分かりやすくまとめたものが以下の表になります。

加盟団体や組織に一員として加わること
加入団体や組織の仲間に加わること
参加集まりに加わること
参画計画に加わること

「加盟」をもっと詳しく


「加盟」とは、団体や組織に一員として加わることを指します。

OPECや国連などの組織に、組織として加わるときのみ「加盟」を使用でき、個人が加わる際には使用できません

「加盟」の使い方の例

「加盟」使い方の例として、以下のようなものが挙げられます。

  1. OPECに加盟する。
  2. 国連に加盟する。

①のOPECは、石油産出国の利益を守ることを目的として中東の国々が集まってできた組織、②の国連は、平和のために世界の国々が集まりできた組織です。

このように、「加盟」は何らかの組織や団体に加わる場合に使われます。

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「加入」をもっと詳しく


「加入」とは、団体や組織の仲間に加わることを指します。

「加入」は「加盟」と同様に、団体や組織に加わることを指します。「加盟」が個人が加わることを指さないのに対し、「加入」は個人が加わる場合も使うことができます。

また、「加入」は「制度」を対象とした使い方もできますので、そこも「加盟」との違いであるといえます。

「加入」の使い方の例

「加入」の使い方の例として、以下のようなものが挙げられます。

  1. 委員会に加入する。
  2. 書道協会に加入する。
  3. 保険に加入する。
  4. 年金に加入する。

①と②は、個人が組織や団体に加わるときに使われています。③と④は、組織や団体ではなく「制度」に加わる場合の例です。どの使い方も「加盟」に置き換えることはできないので注意が必要です。

「参加」をもっと詳しく


「参加」とは、何かの集まりに加わることを指します。

何らかの目的をもった集まりに加わり、ともに行動することを「参加」と言います。もっとくだけた言い方をすると、「参加」は「仲間入り」と同じ意味になります。

「参加」の使い方の例

「参加」の使い方の例として、以下のようなものが挙げられます。

  1. 街のイベントに参加する。
  2. フルマラソンに参加する。
  3. ミーティングに参加する。
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「参画」をもっと詳しく


「参画」とは、何かの計画に加わることを指します。

「参加」とは違い、事業や政策などの計画に関わることを言います。ただ仲間として参加するわけでなく、計画段階から関わることを「参画」と言います。

「参画」の「画」は「計画」の「画」なので、「参画」は計画から加わると覚えておくと良いでしょう。

「参画」の使い方の例

「参画」の使い方の例として、以下のようなものが挙げられます。

  1. 新規事業へ参画することが決まった。
  2. 法律案の作成に参画する。

まとめ

以上、この記事では、「加盟」「加入」「参加」「参画」の違いについて解説しました。
最後にもう一度、下記の表を確認しましょう。

加盟団体や組織に一員として加わること
加入団体や組織の仲間に加わること
参加集まりに加わること
参画計画に加わること

このように、あまり意識せずに、区別することなく使われている言葉が多くあります。

「加盟」「加入」「参加」「参画」はどれも、物事に加わるという意味で使われる言葉ですが、少しずつ意味が異なります。4つの言葉の意味をきちんと理解し、今後はこの意味の違いを意識して言葉を選ぶと良いでしょう。

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