四字熟語「格物致知(かくぶつちち)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「格物致知(かくぶつちち)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「格物致知」の意味をスッキリ理解!

格物致知(かくぶつちち):物事の道理を深く理解して、自分の知識を最大限に広げること

「格物致知」の意味を詳しく


「格物致知」は、「格物」と「致知」の二つの熟語から成り立っています。

「格物」とは、「物事の道理や本質を極めること」です。「致知」とは、「知識や学問を極めること」を意味しています。

したがって、この四字熟語は「物事の道理や本質を追求して深く理解し、自分の知識や学問を最大限に広げること」という意味を表します。

なお、「格物致知」は、熟語の順序を反対にして「致知格物(ちちかくぶつ)」と表記することもあります。

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「格物致知」の使い方

  1. 日々、勉強を怠らず(おこたらず)格物致知を極める。
  2. 格物致知を持った彼を尊敬する。

「格物致知」の由来

「格物致知」は、『大学(だいがく)』という儒教(じゅきょう)の経書から生まれた四字熟語です。

儒教は、古代中国で起こった宗教のひとつです。儒教の信仰は、当時の思想家である孔子(こうし)の思想に基づく教えがもととなっています。

『大学』は、儒教の経書のひとつです。また、『大学』には「三綱領(さんこうりょう)・八条目(はちじょうもく)」というものが収録されています。これは、儒家を教育するための原理です。

「三綱領・八条目」の中に、「致知在格物」という一節があります。これが「格物致知」の由来となっています。

 

なお、この「致知在格物」の解釈は、儒教の学問から派生した学派である「朱子学」と「陽明学」で異なります。

朱子学 陽明学
書き下し 「知(ち)を致す(いたす)は、物に格る(いたる)に在り(あり)」 「知(ち)を致す(いたす)は、物を格す(ただす)に在り(あり)」
解釈 自分の知識を最大限増やすためには、まず、ひとつひとつの物事に合った道理を理解するべきである 人間のもともとの知能を最大限明らかにして、天の原理を悟ることが、日常の様々な出来事の善悪を正すことである

ただし、朱子学と陽明学の解釈の違いには、諸説あります。

すでに述べたように、「格物致知」の意味は「物事の道理を深く理解して、自分の知識を最大限に広げること」です。したがって、現在の用法は朱子学の理解に近いと言えますね。

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「格物致知」の類義語

格物致知には以下のような類義語があります。

  • 格物究理(かくぶつきゅうり):物事を突き詰めて、その道理を明らかにすること。

「格物究理」の「究理」は、物事の道理を明らかにするという意味を持っています。

「格物致知」の英語訳

格物致知を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • gaining a perfect knowledge of natural laws
    (自然の原理について完璧な知識を得る)
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まとめ

以上、この記事では「格物致知」について解説しました。

読み方 格物致知(かくぶつちち)
意味 物事の道理を深く理解して、自分の知識を最大限に広げること
由来 『大学』の「三綱領・八条目」
類義語 格物究理など
英語訳 gaining a perfect knowledge of natural laws(自然の原理について完璧な知識を得る)など

物事を深く理解しようとすると、その奥深さに気づくことができます。

すると、物事の理解が深まるだけでなく、予想もしていなかった発見に出会えることもあるでしょう。そして、学びの楽しさに気づく瞬間にもなりますね。

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