「従事(じゅうじ)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「従事(じゅうじ)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「従事」の意味をスッキリ理解!

従事(じゅうじ):もっぱらその仕事につとめること

「従事」の意味を詳しく

「従事」は、もっぱらその仕事につとめることという意味です。

「従事」はある仕事に一途に携わることを意味します。自分が担当する業務や研究内容に対象を絞って、成果を出すために没頭して取り組むことです。

仕事において成果を出すために一生懸命に勤務すること、相手のために働く姿勢が見られると、その人は仕事に「従事」していると言えます。

 

ただし、「もっぱらその仕事につとめること」の意味の「仕事」には、職業としての「仕事」だけでなく、ボランティアや介護、家事、研究など一生懸命に取り組む必要があること全般を意味します。これら全てに対して「従事」を使います。

「従事」の使い方

  1. 長年にわたって臨床研究に従事してきました。
  2. 現在は家事と育児に従事しています。
  3. 彼は会社で広報活動に従事している。
  4. 医療従事者の業務効率改善を図る。

「従事」は「従事している」「従事してきた」の形で動詞として使われることが多いです。

仕事や研究など「従事」している内容についてを言及するので、「〇〇に従事する」と使います。〇〇は仕事内容そのものを指して、それを仕事として行なっていることが「従事」を用いることでわかりやすく表現できます。

④の例文のようにある特定のことに携わる人を指して「〇〇従事者」と表現することがあります。

「従事」が使われる場面

「従事」は以下のような場面で使うことがあります。

就職活動や転職

就職活動や転職の場面では、たいてい場合履歴書を書きます。履歴書にこれまでの職歴を執筆する際には、どのような業務を担当してきたのか、会社名・部署名に続けて「〇〇業務に従事」などの形で体言止めで表記します。

「従事」は忠実に仕事をこなしてきた姿勢や、誠実さをアピールすることができるので、就職活動においては有効に使うことができる言葉です。

スピーチ

他にも大勢の人の前でスピーチをするとき、自分がこれまでの仕事内容や今現在取り組んでいることを紹介するにあたって「従事」を使います。

「従事」という言葉はビジネスシーンなど改まった場面で使うことが多いので、敬語と共に用いられます。自分自身がどのような仕事をしてきたか、しているかを伝える際に使うので「従事しています」「従事しております」などの謙譲語を使います。

ただし、「従事させていただいております」などの謙譲表現はかえって不自然に聞こえてしまうので注意しましょう。

「従事」の語源

「従事」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :仕事につく、物事に携わる
  • :物事につかえる

ここから「従事」は、ある物事に打ち込んで、その物事に仕事として携わることという意味になります。

「従事」の類義語

「従事」には以下のような類義語があります。

  • 従業:業務や仕事に就くこと
  • 服務:職務、任務に服すること
  • 執務:事務、業務についていること
  • 携わる:ある仕事に関係すること
  • 専従:その仕事だけにもっぱら従事すること

「従業」は社員などとして働くことで「従業員」の形以外ではほとんど用いません。「服務」は職場で任務につくこと、「執務」は事務を行うことであるので、若干のニュアンスの違いがあります。

同じようで違う!「執務」と「業務」の違い

「従事」の英語訳

「従事」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • engage in
    (従事する)
  • attend to
    (従事する)
  • pursue
    (遂行する)
例文
  • I intend to go to Brazil and engage in agriculture.(私はブラジルに行って農業に従事したいと考えている。)
  • She pursued many activities.(彼女はたくさんの活動に従事していた。)

まとめ

以上、この記事では「従事」について解説しました。

読み方従事(じゅうじ)
意味もっぱら仕事につとめること
語源「仕事につく」「物事につかえる」という意味の漢字から
類義語従業、服務、執務など
英語訳engage in, attend to, pursue

「従事」は仕事に関する言葉であることから、ビジネスシーンで自分について紹介する場面で使われることが多いです。正しい使い方をマスターしましょう。