「常軌(じょうき)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「常軌(じょうき)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「常軌」の意味をスッキリ理解!

常軌(じょうき):普通のやり方。また、常に行うべき道のこと。

「常軌」の意味を詳しく

「常軌」とは、「普通のやり方」や「常に行うべき道」という意味です。

「常」という漢字には、「普通の」や「特別でない」という意味があります。「軌」には、「一定の道筋」や「手本」という意味があります。

このことから、「普通のやり方」という意味が成り立ちます。

また、「常」には「いつも変わらない道徳」という意味もあります。このことから、「常軌」は「常に行うべき道」という意味も持ちます。

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「常軌」の使い方

  1. 犯人の行動は、人々には理解できない常軌を逸するものだった。
  2. この事件は、常軌の沙汰でない。
  3. 彼は恐怖から、常軌を失った。

「常軌」は、否定的な動詞などと共に用いることがほとんどです。①の「常軌を逸する」が最もよく使われます。「常軌を逸する」とは、言動が常識の範囲を超えていることを言います。さらに、③の「常軌を失う」も同様の意味で使われます。

②の「沙汰」は、ここでは「行動」を意味します。したがって、「常軌の沙汰でない」というのは、「普通の行動ではない」という意味です。

「常軌」の類義語

常軌には以下のような類義語があります。

  • 常道(じょうどう):守るべき道。また、普通のやり方のこと
  • 常套(じょうとう):古くからありふれたやり方のこと
  • 常識(じょうしき):当然持っているはずの、共通のやり方や感覚のこと
  • 通常(つうじょう):普通のこと。また、普通なさま
  • 模範(もはん):見習うべき手本のこと

「常道」「常套」「常識」「通常」は、すべて「普通のやり方」という意味です。「模範」は、「常に行うべき道」という意味に近く、「常軌」と置き換えて使うことができます。

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「常軌」の対義語

常軌には以下のような対義語があります。

  • 逸脱:決められた範囲からそれること
  • 奇妙:普通ではなく、めずらしいさま
  • 異常:普通とは異なること
  • 異状:普通とは違った状態のこと
  • 非常識:常識のないこと

「異常」と「異状」はとてもよく似ていますが、違いがあります。「異常」は、「普通ではないこと」を意味します。一方、「異状」は「いつもと違った様子」のことを表します。

警備員が建物内を見回りし、何も問題がない場合は「異状なし」となります。もし、侵入者が武器を持って暴れていると、「異常事態」となります。

「常軌」の英語訳

常軌を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • normal
    (普通なさま)
  • common
    (普通の)
  • model
    (模範)

“normal” と “common” は、意味が混同されやすいので注意しましょう。

”normal” には「正常な」という意味があり、ある基準から判断して正しいことを表します。

一方、”common” は「一般の、共通の」という意味があり、多くの人が同じように思っているさまを表します。

そのため、「平熱です」と言う際に、“My temperature is normal.” とは言いますが、 “My temperature is common. ” とは言いません。「平熱」には一定の判断基準があるため、“normal” を用います。

 

“model” は、「模範」や「模範的な」という意味です。 “She is a model student.(彼女は模範的な生徒だ)” のように使います。

「モデル」と言うと、雑誌などのモデルと思われがちですが、その際は “a fashion model” のように言います。

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まとめ

以上、この記事では「常軌」について解説しました。

読み方 常軌(じょうき)
意味 普通のやり方。また、常に行うべき道のこと。
類義語 常道、常套、常識など
対義語 逸脱、奇妙、異常など
英語訳 normal(普通なさま)

「常軌を逸する」という言い回しは、ニュースや小説の中だけでなく、会話の中でも使われます。

ぜひ、「常軌」の意味と使い方を覚え、さまざまな場面で使うことができるようになりましょう。

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