「ジョジョ立ち」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

「ジョジョ立ち」とは「手足の関節をひねった独特な立ち方」という意味です。

「ジョジョ立ち」が、漫画『ジョジョの奇妙な冒険』に関係あるという点は、多くの方が知っているでしょう。

しかし、原作をよく知らない人にとっては、「ジョジョ立ち」がどんな立ち方を指すのか、よくわからないですよね。

そこで、この記事では、「ジョジョ立ち」の意味や種類、元ネタなどについて詳しく解説します。

「ジョジョ立ち」の意味

ジョジョ

手足の関節をひねった独特な立ち方

「ジョジョ立ち」とは、手足の関節をひねった独特な立ち方のことです。

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の表紙などで、登場人物たちがとる個性的なポーズが「ジョジョ立ち」と呼ばれるようになりました。

「ジョジョ立ち」が有名になるにつれて、世間では「ジョジョ立ち=独特な立ち方」というイメージが定着しました。

そのため、現在では、『ジョジョの奇妙な冒険』に関係なくても、手足の関節をひねった独特な立ち方であれば「ジョジョ立ち」と呼ばれるのです。

『ジョジョの奇妙な冒険』とは

荒木飛呂彦(あらき ひろひこ)による漫画。

「ジョースター」という名の一族と、宿敵たちが、何世代にもにわたって戦う物語。

1987年から2021年現在にかけて連載が続いている。

「ジョジョ立ち」の特徴

「ジョジョ立ち」は、具体的に以下のような姿勢を指します。

  • 腰をひねって立つ
  • 腰をひねった状態で顔に手をかざし、指のあいだから正面を見る
  • 腰をひねった状態で右手を額の上におき、左手を顎のしたにもってくる
  • 腰を大きくそらして立つ
  • 肘を曲げ、両手で顔を覆うようにして立つ
  • 腕を頭の後ろで組んで立つ

このように、手や足の関節を、不自然にひねりながら立つポーズが「ジョジョ立ち」なのです。

「ジョジョ立ち」の種類

漫画『ジョジョの奇妙な冒険』のファンのあいだでは、「ジョジョ立ち」の種類が様々に分かれています

以下のように、ポーズによって「〇〇立ち」という細かい名称がついているのです。

ポーズ名
ポーズの取り方
画像検索結果
ジョルノ・ジョバーナ立ち左膝を外側に曲げる
→右手で胸元の服を掴み、右肘を外側に広げる
→左肘を軽く曲げ、左もものズボンを掴む
こちら
承太郎(じょうたろう)立ち大きく足を広げて立つ
→正面をまっすぐ見据え、右手の人差し指を突き出す
こちら
アナスイ立ち左側を向いて立ち、大きく腰をそらす
→右腕を曲げて頭に添える
→左手で曲げた右腕を掴む
こちら
ジョナサン立ち内股で足を広げて立つ
→手のひらを顔に沿わし、指のあいだから正面を見る
こちら
花京院(かきょういん)立ち足をそろえて斜め向きに立つ
→腕をクロスさせ、指で天井を指す
こちら

「〇〇立ち」の〇〇部分には、登場人物の名前が入ります。

「ジョジョ立ち」の例文

「ジョジョ立ち」を用いた例文には、以下のようなものがあります。

  1. 一緒にジョジョ立ちをしてみよう。
  2. ジョジョ立ちに憧れるけれど、実際にやってみると難しいね。
  3. 写真のなかで、彼はジョジョ立ちをしていた。

「ジョジョ立ち」の魅力


「ジョジョ立ち」には、以下のような魅力があります。

「ジョジョ立ち」の魅力
  1. 登場人物の肉体美がよくわかる
  2. 登場人物の服装が格好良く見える
  3. 独特の雰囲気がある

それぞれについて、詳しく解説します。

魅力①登場人物の肉体美やファッションがよくわかる

まず、ジョジョ立ちには登場人物の肉体美やファッションがよくわかるという魅力があります。

関節をひねって立つことで、キャラクターの筋肉も盛り上がって目立ちます。

魅力②登場人物の服装が格好良く見える

「ジョジョ立ち」には、登場人物のファッションが格好良く見えるという魅力もあります。

スタイリッシュな姿勢であるため、キャラクターが着ている服装も格好良く見えるのです。

ファッションモデルが、様々な姿勢をとって服装の良さをアピールすることと似ています。

魅力③独特の雰囲気がある

「ジョジョ立ち」には、他の漫画にはない独特の雰囲気があるという魅力もあります。

まず、『ジョジョと奇妙な冒険』以外の漫画でジョジョ立ちが描かれることはないため、ジョジョ立ちそのものが、『ジョジョと奇妙な冒険』らしさを表しているポーズといえます。

また、他の漫画では、表紙や扉絵に物語の一場面を描くのに対し、『ジョジョと奇妙な冒険』の表紙や扉絵には、キャラクターがジョジョ立ちしている姿が大きく描かれることが多いです。

そのため、ジョジョ立ちによって、絵がシンプルかつ印象的になり、独特な雰囲気に繋がっているのです。

扉絵とは

1冊の漫画のなかに複数話が収録されているとき、1話ごとに、冒頭に表紙となるような絵があります。

この絵を「扉絵」といいます。

「ジョジョ立ち」の元ネタ

『ジョジョと奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦によると、「ジョジョ立ち」は、イタリアの彫刻からインスピレーションを受け生まれたものです。

荒木氏は、ライバル漫画との差別化を図るため、イタリアの彫刻のように、ダイナミックな姿勢を描くようになったのです。

また、ファンたちのあいだでは、「海外のファッションモデルのポージングも元ネタになっている」という説があります。

漫画のなかで描かれた「ジョジョ立ち」のなかには、海外のファッション雑誌でのポージングとそっくりなものが多いからです。

ルーヴル美術館への出展

荒木氏の作品は芸術性が高いことで知られています。

たとえば、2009年には、フランスのパリのルーヴル美術館で個展を出展した実績もあります。

ルーヴル美術館への出展は、日本の漫画家として初めての快挙でした。

「ジョジョ立ち」が有名になったきっかけ

「ジョジョ立ち」は当初、あまり注目されていませんでした。

しかし、ファンたちのあいだで「ジョジョ立ち」という概念や魅力が徐々に広まり、有名になりました。

特に、文芸研究家のカジポン・マルコ・残月氏が「ジョジョ立ち教室」という企画を始めたことが、「ジョジョ立ち」の人気爆発のきっかけになりました。

「ジョジョ立ち教室」とはジョジョ立ちを実践するための教室で、アメリカのワシントンDCでも開催されたことがあります。

「ジョジョ立ち」の人気


「ジョジョ立ち」がいかに人気であるかという点を、以下の3つの観点から解説します。

  1. 『現代用語の基礎知識』への掲載
  2. ファンたちの「ジョジョ立ち」
  3. メディアに登場する「ジョジョ立ち」

それぞれ見ていきましょう。

人気①『現代用語の基礎知識』への掲載

2005年、『現代用語の基礎知識』に「ジョジョ立ち」が掲載されました。

荒木飛呂彦の漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の主人公の奇妙なポーズを真似て、自分の体で表現したもの。

[出典:『現代用語の基礎知識』2005年,自由国民社.]

このことから、社会全体において、「ジョジョ立ち」という言葉が広く知られたことがわかります。

なお、「ジョジョ立ち」は2005年以降の『現代用語の基礎知識』でも掲載され続けています。

そのため、単なる流行語ではなく、一般的な用語として定着したということができます。

『現代用語の基礎知識』とは

『現代用語の基礎知識』は、毎年秋に自由国民社が出版する年鑑です。

現代人が知っておくべき用語のほかに、その年に流行した言葉も掲載されるため、1年間の世の中の動きがわかるようになっています。

人気②ファンたちの「ジョジョ立ち」

『ジョジョの奇妙な冒険』のファンは、「ジョジョラー」といいます。

ジョジョラーたちは、「ジョジョ立ち」に関して行動を熱心に行なっています。

ジョジョラーの活動例
  • ファンから作者へのジョジョ立ち
    作者の荒木氏の執筆25周年のパーティーで、ファンが一斉にジョジョ立ち
  • 大規模サークル「パッショーネ東京」のイベント
    筆記試験や、東京ドームでの「ジョジョ立ちコンテスト」など
  • 石川県羽咋(はくい)市のジョジョ石を訪ねる
    ジョジョ石の上で「ジョジョ立ち」をするファンもいる

ジョジョ石とは、石川県羽咋市にある石像のことです。

「ゴゴゴゴ」や「ジャーン」など、『ジョジョの奇妙な冒険』に登場する様々な擬音が、文字のかたちで石像になったものです。

作者みずから「ジョジョ立ち」することも

ファンだけでなく、作者の荒木飛呂彦氏も、講演会などでジョジョ立ちをすることがあります。

人気③メディアに登場する「ジョジョ立ち」

メディアでも、有名人がジョジョ立ちをするなど、様々なかたちで「ジョジョ立ち」が見られます。

例を見てみましょう。

メディア登場例
詳細
2012年
石川さゆり(歌手)のアルバム『X-cross』ジャケット写真に、ジョジョ立ちのような姿勢のイラスト(荒木氏が担当)が描かれる
テレビ番組『アメトーーク』芸人のケンドーコバヤシらがジョジョ立ちを披露
ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』のテレビCMジョジョ立ちをする人々が登場
2013年箱根駅伝のテレビ中継順天堂大学のアンカーの選手が、ゴール時にジョジョ立ち
ファッション通販サイト「LA BOO」のテレビCMカーラ・デルヴィーニュ(イギリス人モデル)がジョジョ立ち
その他
小沢一敬(お笑い芸人)のジョジョ立ちテレビ番組やイベントで披露
西野七瀬(元乃木坂46)のジョジョ立ちテレビ番組でよく披露することで有名
中川翔子(歌手・タレント)のジョジョ立ちライブなどで披露

(※敬称略)

『ジョジョの奇妙な冒険』の歴史

「ジョジョ立ち」が描かれる『ジョジョの奇妙な冒険』は、1987年から連載が続いています。

そこで、この見出しでは、『ジョジョの奇妙な冒険』の歴史について、以下の2つの観点から紹介します。

歴史
  1. 主人公の変遷
  2. 連載雑誌の変遷

1つずつ見ていきましょう。

歴史①主人公の変遷

『ジョジョの奇妙な冒険』は現在第8部まで進んでいます。

それぞれのシーズンによって、主人公が異なります。

第1部〜第8部までの変遷をまとめました。

タイトル主人公
第1部Part1
ファントムブラッド
ジョナサン・ジョースター
第2部Part2
戦闘潮流
ジョセフ・ジョースター
※ジョナサンの孫
第3部Part3
スターダストクルセイダース
空条承太郎(くうじょう じょうたろう)
※ジョセフの孫
第4部Part4
ダイヤモンドは砕けない
東方仗助(ひじかた じょうすけ)
※ジョセフの息子
第5部Part5
黄金の風
ジョルノ・ジョバァーナ
※ジョースター家の遺伝子をもつ
第6部Part6
ストーンオーシャン
空条徐倫(くうじょう ジョリーン)
※承太郎の娘
※シリーズ初の女性主人公
第7部Part7
スティール・ボール・ラン
ジョニィ・ジョースター
第8部Part8
ジョジョリオン
東方定助(ひじかた じょうすけ)
※謎の出自をもつ

このように、『ジョジョの奇妙な冒険』は、シリーズによって主人公が異なるのです。

第2部まで、主人公のあだ名は「ジョジョ」でしたが、第3部以降の主人公には「ジョジョ」というニックネームは使われません。

歴史②連載雑誌の変遷

『ジョジョの奇妙な冒険』は、時期によって連載をしている雑誌が異なります

連載雑誌の変遷
  • 第1部〜第7部のはじめ
    (1987年~2004年)
    『週刊少年ジャンプ』(集英社)
  • 第7部のつづき以降
    (2005年4月号〜現在)
    『ウルトラジャンプ』(集英社)

少年漫画誌から青年漫画誌へと、連載の場が移っていったのです。

ちなみに、『ジョジョの奇妙な冒険』は長い間、コアな漫画ファンのあいだで人気な作品であり、一般的にはあまり有名ではありませんでした。

しかし、2012年〜2019年にテレビアニメが放送されたことで、世間に幅広く浸透し、人気になりました。

なお、2013年の第17回文化庁メディア芸術祭では、第8部の『ジョジョリオン』が「マンガ部門大賞」を受賞しています。

「ジョジョ立ち」のまとめ

以上、この記事では「ジョジョ立ち」について解説しました。

読み方ジョジョ立ち(じょじょだち)
意味手足の関節をひねった独特な立ち方
種類ジョルノ・ジョバーナ立ち
承太郎立ち など
元ネタ漫画家の荒木飛呂彦氏が、イタリアの彫刻をイメージして描いた

『ジョジョ立ち』は関節を不自然にひねるポーズであるため、実践するのは難しいです。

しかし、かっこいいポーズをしたいときや、原作に思いをはせたいときには、チャレンジしてみましょう。