「悋気(りんき)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「悋気」です。

言葉の意味・使い方・由来・関連語・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「悋気」の意味をスッキリ理解!

悋気(りんき):ねたむこと・嫉妬すること

「悋気」の意味を詳しく

「悋気」とは、ねたむこと・嫉妬することです。

つまり、「やきもちを焼くこと」という意味になります。その中でも特に、男女の関係の中でのやきもちの気持ちを指します。

自分が好いている相手が他の人のことをほめていたり、恋人が他の人と楽しそうに話していたりと、さまざまな場面で沸き上がる不満な気持ちや嫌な気持ちのことを表すのです。

古い言い回しなので、日常生活の中で使われることは少なく、ことわざや四字熟語の中や、落語や時代小説などで用いられることが多いです。

「悋気」の使い方

  1. 彼がカフェの店員ばかりをほめるので、思わず悋気してしまった。
  2. あまり悋気ばかりしていると相手も疲れてしまう。
  3. 悋気も相手が好きな証拠で、こういう感情がなくなったらいよいよ別れが近いのだろう。

①の例文のように「悋気する」という形で使うことができます。

「悋気」の由来

「悋気」という漢字には以下のような意味があります。

  • :ねたむこと・嫉妬すること
  • :心の動き・状態

「妬む気持ち」という意味の漢字です。

「悋気」の関連語

「悋気」は、ことわざや慣用句、四字熟語の中で使われることが多いです。具体的には、以下のような関連語があります。

  • 悋気は恋の命(りんきはこいのいのち)
  • 悋気せぬ女ははずまぬ鞠(りんきせぬおんなははずまぬまり)
  • 悋気は女の七つ道具(りんきはおんなのななつどうぐ)
  • 法界悋気(ほうかいりんき)
  • 徒の悋気(あだのりんき)

それぞれの言葉の意味を詳しく見ていきましょう。

「悋気は恋の命」の意味

「悋気は恋の命」とは、「やきもちを焼くのは、恋をしている証拠で焼かれなくなったらお終いだ」という意味の言葉です。

本当に好きな人には、ささいなことでも嫉妬してしまいます。

そのような感情がなくなったということは、相手に興味がなくなったという意味であり、「悋気」は相手が好きな証拠であると主張しているのです。

「悋気せぬ女ははずまぬ鞠」の意味

「悋気せぬ女ははずまぬ鞠」とは、「嫉妬しない女は、まるで弾まない鞠のようで、つまらない」という意味のことわざです。

鞠は、弾力のある球で、蹴ったり地面に弾ませたりして遊びます。これが弾まないと遊びにはなりません。

「嫉妬心がない女は、張り合いや刺激が無く、弾まない鞠のように退屈である」という意味の言葉です。

「悋気は女の七つ道具」の意味

「悋気は女の七つ道具」とは、「嫉妬心は女の強力な武器である」という意味の言葉です。

恋の駆け引きにおいてや、男を揺さぶる道具として、女の嫉妬心ややきもちは非常に重要な武器になります。

ちなみに、「七つ道具」とはもともと、武士が戦場に出るとき携えたという7種の武具のことでした。

「法界悋気」の意味

「法界悋気」とは、「自分に無関係な人のことに嫉妬すること」「他人の恋を妬むこと」という意味の言葉です。

「法界」とは、仏教用語で「全世界」を表します。

「自分には直接関係のない世界中のことに嫉妬したり妬んだりすること」という意味になります。

「徒の悋気」の意味

「徒の悋気」とは、「自分とは何のかかわりもない他人の恋を妬みやきもちを焼くこと」という意味の言葉です。

「法界悋気」と同じ意味です。

「徒」とは、「無駄」という意味があります。「関係のないことにまで無駄にやきもちをやく」という意味であることがわかります。

「悋気」の類義語

「悋気」には以下のような類義語があります。

  • ジェラシー:嫉妬・妬み
  • そねみ:他人を羨ましく思い、その分だけ憎らしいと思う感情

「悋気」の英語訳

「悋気」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • jealousy
    (嫉妬・妬み)

まとめ

以上、この記事では「悋気」について解説しました。

読み方悋気(りんき)
意味ねたむこと・嫉妬すること
由来「妬む気持ち」という意味の漢字
関連語悋気は恋の命
悋気せぬ女ははずまぬ鞠
悋気は女の七つ道具
法界悋気
徒の悋気
類義語ジェラシー、そねみ
英語訳jealousy(嫉妬・妬み)

「悋気」は、あまり聞きなれない言葉ですが、この機会にしっかりと理解しておきましょう。