「アイボリー」とは?意味と使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「アイボリー」です。

「アイボリー」の言葉の意味・使い方・語源などについてわかりやすく解説します。

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「アイボリー」とは?

アイボリー(ivory):象牙(ぞうげ)、また象牙のような色のこと

「アイボリー」の意味を詳しく

「アイボリー」とは、象牙(ぞうげ)、また象牙のような色のことです。

「象牙」とは、象のあごから生えている長く伸びた一対の歯のことです。きめが細かく、適度な硬さを持っているという特徴を持っています。その加工のしやすさと高級感から、工芸品や印鑑の材料として用いられることが多いです。

上の画像が、「アイボリー」色です。日本工業規格(JIS)による色彩規格においては、「黄みのうすい灰色」と表現されています。

その落ち着いた色合いから、壁紙やカーテンなどのインテリアに高級感を出したい際によく用いられる色です。

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「アイボリー」の使い方

  1. 彼女はアイボリーのドレスに身を包んで登場した。
  2. 車体はアイボリー地で、緑のラインが入っている。
  3. アイボリー紙の絵ハガキが届いた。

上記の例文のように、「アイボリー」は「象牙」そのものよりも、色を指すのに用いられるのが一般的です。

②の例文は、下地が「アイボリー色」に塗られ、その上にラインが引かれているという色合いが表現されています。「アイボリー」は淡く落ち着いた色であるため、下地の色として用いられることが多いです。「アイボリー」が下地であることを、「アイボリー地」といいます。

③の例文にある「アイボリー紙」とは、化学パルプが使われた高級板紙(いたがみ)のことです。象牙が使われているわけではなく、その色合いから「アイボリー」と名付けられています。用途としては、ハガキの他に名刺や高級な化粧品の箱があります。

「アイボリー」の語源

アイボリーの語源は英語の “ivory” です。英語でも、「象牙」と「象牙色」の2つの意味があります。

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「アイボリー・コースト」と象牙の歴史

象牙は古くから貴重な工芸品とされてきました。この頃は、自然死した象から象牙を採取していたと考えられています。また、日本でも奈良時代に建てられた宝庫に、象牙の使われたものさしや刀のさやなどが奉納されているなど世界各地で高級品として扱われていました。

16世紀以降、ヨーロッパは大航海時代に入り、たくさんの商人がアフリカを訪れるようになります。この時から、象牙の採取量が急増していきます。ヨーロッパの商人は高性能の銃を使い、アフリカの生きた象を狩って象牙を得るようになりました。

その影響から、西アフリカの海岸は「象牙の海岸(アイボリー・コースト)」と呼ばれるようになったのです。これは、西アフリカにある国の名前である「コートジボワール」の由来で、英語だと Republic of Ivory Coast といいます。

 

このようにして、象牙を取るためにアフリカの象は乱獲され、その数を減少させました。環境や野生動物の保護への意識の高まりから、1975年に「ワシントン条約」が成立しました。

「ワシントン条約」は、過度な取引から野生動物を守るための枠組みです。現在、この条約によって象牙の国際取引は制限されています。

まとめ

以上、この記事では「アイボリー」について解説しました。

英語表記 アイボリー(ivory)
意味 象牙(ぞうげ)、また象牙のような色のこと
語源 英語で「象牙」を意味する ivory から
象牙の歴史 古くから工芸品として使われ、象の数は減少。現在は国際取引が制限されている。

「アイボリー」という色はとても身近にあるものですが、象牙の歴史について詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか。アイボリーの色としての高級感から、象が絶滅の危機に瀕していたという歴史を知っておくのも大事かもしれません。

いざ「アイボリー」という言葉を使う場面が来た時のために、しっかりと意味と使い方を理解しておきましょう。

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