ことわざ「板子一枚下は地獄」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳について分かりやすく解説します。

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「板子一枚下は地獄」の意味をスッキリ理解!

板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく):船乗りの仕事は、常に危険と隣合わせであるということの例え。

「板子一枚下は地獄」の意味を詳しく

「板子一枚下は地獄」は、「船乗りの仕事は、常に危険と隣合わせであるということ」を例えたことわざです。

この意味が転じて、船乗りだけでなく、非常に危険な仕事に携わる人が、その仕事になぞらえて使うこともあります。

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「板子一枚下は地獄」の使い方

  1. 板子一枚下は地獄というように、自然を相手にする漁師の仕事は命がけなのだ。
  2. 豪華客船の航海士である彼女は、常に板子一枚下は地獄という意識を持って仕事に取り組んでいる。
  3. 今日は雨が降っている。建設現場の足元が悪いから、板子一枚下は地獄と思って働いてくれ。
  4. 船乗りが板子一枚下は地獄というように、この世にリスクを伴わない仕事はない。

❶と❷の例文では、「板子一枚下は地獄」のもともとの意味どおり「船乗りの仕事は、常に危険と隣合わせである」という意味で使われています。

一方❸では、本来の意味から転じて、船乗りではないが危険な仕事に携わる場面で使われる例を示しています。

「板子一枚下は地獄」の由来

「板子一枚下は地獄」は、西洋船舶が導入される前に日本において発達した船である「和船」の構造に由来としてできたことわざです。

「板子」とは、簡単に説明すれば「和船の床板」のことです。つまり、和船において船底の上に敷いていた板のことを指しています。その下は、地獄のような深い海です。

この構造を考えれば、船乗りが乗っている船の板子のすぐ下には危険が待ちかまえているということが分かります。この様子が、彼らの仕事が危険と隣合わせであることの例えとなっているのです。

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「板子一枚下は地獄」の類義語

板子一枚下は地獄には以下のような類義語があります。

  • 板三寸下は地獄
  • 一寸下は地獄
  • 一寸の地獄

どの言葉も「板子一枚下は地獄」と同じように、船乗りの仕事の危険さを表していることわざです。

「板子一枚下は地獄」の英語訳

板子一枚下は地獄を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • The sailor has only an inch of plank between him and death.
    (船乗りと死の間には、たった数インチの板しか存在しない)
  • The sea and the gallows refuse none.
    (海と絞首台は、何人たりとも拒否しない)

“The sailor has only an inch of plank between him and death.” の方が、より直接的な表現になっています。

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まとめ

以上、この記事では「板子一枚下は地獄」について解説しました。

読み方 板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
意味 船乗りの仕事は、常に危険と隣合わせであるということの例え。
由来 和船の構造から。
類義語 板三寸下は地獄、一寸下は地獄、一寸の地獄
英語訳 The sailor has only an inch of plank between him and death.(船乗りと死の間には、たった数インチの板しか存在しない)など

「板子一枚下は地獄」は、日常生活ではあまり耳にしないことわざです。意味をしっかり理解しておき、周りに差をつけましょう。

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