ことわざ「足元を見る」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「足元を見る(あしもとをみる)」です。

意味、使い方、由来、類義語、英語訳についてわかりやすく解説します。

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「足元を見る」の意味をスッキリ理解!

足元を見る:相手の弱みを見つけて、それにつけ込むことのたとえ

「足元を見る」の意味を詳しく

突然ですが、少し大げさなこの写真を見て下さい。暑い砂漠の中で、水を求めて疲れ果てている状況だと仮定します。

そんな状況の時、彼が水を売っている人を発見したら、彼はどのような行動に出るでしょうか。きっと、必死で買い求めるでしょう。

 

しかし、いざそこへ行ってみると、商人に500mlの水を1000円で売られたとします。私たち日本人が、日本で500mlの水を買うときは、100円前後ですよね。

こう考えると明らかにぼったくりに感じるでしょう。しかし、水が無く暑い砂漠の中で疲れ果てている彼は、高くてもこの水を購入するしかありません。

これは、商人が彼の弱みにつけ込んで「足元を見ている」状態なのです。

 

このように、「足元を見る」とは、相手の弱みを見つけて、それにつけ込むことのたとえです。ちなみに、「足元を見る」は、「足許(あしもと)を見る」と書くこともあります。

人は元々、相手の弱みを知りたいという心理を持っています。それは、自覚なしに「人より優位に立っていたい」という願望が誰しもあるからです。ある意味、「足元を見る」とは、人間の心理に基づいた行動なのです。

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「足元を見る」の使い方

  • 私が新米だと知って、足元を見るような条件ばかり提示される。
  • この商談は完全に足元を見られている。
  • 上司の苦労を知った上で足元を見るような行動をする。
  • 相手の足元を見て、話を進める。

「足元を見る」の由来

「足元を見る」は、江戸時代にできた言葉です。

現代の私たちの交通手段は、バスやタクシー、電車など色々ありますが、江戸時代の主な交通手段は、上記写真にあるような、「籠(かご)」でした。

 

籠は、現代のタクシーに相当する、お一人様専用の移動手段です。

江戸時代に歩くのに疲れてしまった場合、基本的に籠以外のものはありませんでした。

 

籠屋(※)は、依頼を受けると、「時価」で武士や町人、旅人などに請求していました。

この時の「時価」は、武士や町人、旅人などの足の疲れ具合をみて決めたと言われています。

つまり、「高いからやっぱり歩こう」と言う考え方にならないように、駆け引きが行われていたのです。

 

この時、籠屋は武士や町人、旅人などの弱みにつけ込んでいることから、「足元を見る」ということわざができたと言われています。

  • 籠屋(※):籠で人を運ぶ商売をする人のこと
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「足元を見る」の類義語

「足元を見る」には、以下のような類義語があります。

  • 足下につけ入る:相手の弱点につけ入ることの例え
  • 足下につけ込む:相手の弱点につけ込むことの例え
  • 足下を見立てる:相手の弱点を見ることの例え
  • 足下を見て付け上がる:相手の弱点を見て、付け込むことの例え

「足元を見る」の英語訳

「足元を見る」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • It takes advantage.
    (足元を見る)
  • take unfair advantage of
    (足元を見る)
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まとめ

以上、この記事では「足元を見る」について解説しました。

読み方足元を見る(あしもとをみる)
意味相手の弱みを見つけて、それにつけ込むことのたとえ
由来江戸時代の籠屋が、お客さんの弱みにつけ込んだことが由来とされている
類義語足下を見立てる、足下を見て付け上がるなど
英語訳It takes advantage.(足元を見る)

足元ばかりを見る人は、一緒にいて楽しくないですよね。人の足元を見ずに相手の良いところを見つけられると良いですね。

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