四字熟語「一子相伝(いっしそうでん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一子相伝(いっしそうでん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「一子相伝」の意味をスッキリ理解!

一子相伝(いっしそうでん):ある物事の極意(ごくい)を、自分の子供のなかの1人だけに伝えること

「一子相伝」の意味を詳しく

「一子相伝」は、「一子」と「相伝」の2つの言葉から成り立っています。

まず、「一子」は「1人の子供」を表します。また、「相伝」は「次の世代に引き継ぐ」という意味です。ですから、「一子相伝」は「1人の子供に対して、あることを引き継ぐ」ということを表します。

 

それでは、具体的には、何を引き継ぐときに使う四字熟語なのでしょうか。それは、「ある物事を行う際に、重要なこと」です。

したがって、「一子相伝」の意味は「ある物事の極意を、自分の子供のなかの1人だけに伝えること」なのです。

言い換えると、「子供以外の人物には、物事の極意を秘密にする」ということです。また、「複数の子供がいる場合でも、そのなかの1人だけに伝える」という点も、大きな特徴です。

なお、「一子相伝」を使うとき、極意を伝える流れは、「親から子供」だけでなく「師匠から弟子」である場合もあります

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「一子相伝」の使い方

  1. あの歌舞伎役者は、一子相伝の発声で観客を魅了した。
  2. 彼女は、芸術家の母から受け継いだテクニックで、優れた油絵を描く。まさに一子相伝だ。
  3. このカレーは、一子相伝のレシピから作られている。

「一子相伝」の類義語

「一子相伝」には以下のような類義語があります。

  • 一家相伝(いっかそうでん):物事の極意を、自分の子供のなかの1人だけに伝えること
  • 父子相伝(ふしそうでん):父が、自分の子供だけに物事の極意を伝えること。
  • 奥義秘伝(おうぎひでん):物事の極意を、限られた複数人だけに受け継ぐこと。

「一家相伝」は、「一子相伝」と同じ意味をもちます。

「父子相伝」「奥義秘伝」も、「重要なことを、特定の人にのみ受け継ぐ」という点では「一子相伝」と共通しています。ただし、それぞれ少し意味合いが異なります。

 

まず、「一子相伝」と「父子相伝」を比べてみましょう。「一子相伝」では、極意が伝わる流れが「親から子供」または「師匠から弟子」となっています。しかし、「父子相伝」は、「親から子供」に極意が引き継がれるときにのみ使われます。

また、極意を伝える側の人物は、「親」のなかでも「父」ではなくてはなりません。

次に、「一子相伝」と「奥義秘伝」を比較します。「一子相伝」を使うのは、ただ1人の相手に極意を伝える場合です。しかし、「奥義秘伝」では、極意を伝える対象は複数人なのです。

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「一子相伝」の英語訳

「一子相伝」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • be chosen by one’s parent as the only child to be taught the secrets of〜
    (自分の親から、〜の秘密を教えてもらう唯一の子供に選ばれる)
  • secrets being handed down from parent to child
    (親から子供へ引き継がれた秘密)

上記の英語訳のなかで、親の性別を明らかにしたいときは、parent を father (父)や mother (母) に変えましょう。

また、子供の性別を明らかに書きたい場合は、child の部分を son (息子) や daughter (娘) に置き換えることができます。

まとめ

以上、この記事では「一子相伝」について解説しました。

読み方 一子相伝(いっしそうでん)
意味 ある物事の極意を、自分の子供のなかの1人だけに伝えること
類義語 父子相伝、奥義秘伝、一家相伝
英語訳 be chosen by one’s parent as the only child to be taught the secrets of〜(自分の親から、〜の秘密を教えてもらう唯一の子供に選ばれる)など

あなたは、「一家相伝」のものを受け継いだことはありますか。この機会に、親子や師弟の関係について考えてみましょう。

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