四字熟語「一視同仁(いっしどうじん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一視同仁(いっしどうじん)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「一視同仁」の意味をスッキリ理解!

一視同仁(いっしどうじん):すべての人を平等に愛し、差別をしないこと

「一視同仁」の意味を詳しく

「一視同仁」とは、すべての人を平等に愛して、差別をしないことを表す言葉です。「一視」と「同仁」という2つの熟語から成り立っています。

「一視」とは、差別をせず、すべての人を同じように見ることを指します。「同一視(どういつし)」と置き換えて差し支えありません。

一方、「同仁」は、広く平等に愛を注ぐことを表しています。

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「一視同仁」の使い方

  1. 誰に対しても壁を作らない彼は、まさに一視同仁の心を持っている。
  2. あの人はおごった態度を決して取らず、新人の私たちにも一視同仁の姿勢で接している。
  3. 教育者として、特定の生徒だけをひいきすることなく、一視同仁の態度を心がけていきたい。
例文にあるように、「一視同仁」は、「一視同仁の心」や「一視同仁の態度」という形で用いられることが多いです。

①では、誰に対しても壁を作らない心持ち、②では新人であっても差別をしない態度、そして③ではすべての生徒と平等に接する姿勢を「一視同仁」と表現しています。

「一視同仁」の由来

「一視同仁」は、中国唐時代の思想家である韓愈(かんゆ)が記した『原人(げんにん)』に収められています。

『原人』には、次のようにつづられています。

主にして之を暴(そこな)ふは、其の主たるの道を得ざるなり。
(主(あるじ)でありながら、属する者を害するようなことをしていては、主としての道を外すことになる。)

是の故に聖人は一視して同仁に、近きに篤(あつ)くして遠きを挙ぐるなり。
(そこで聖人は、すべての人に愛情を持って接するのだ。身近な者に親切にして、遠くの人にも及ぼしていくのである。)

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「一視同仁」の類義語

一視同仁には以下のような類義語があります。

  • 怨親平等(おんしんびょうどう):敵と味方を平等に扱うこと
  • 兼愛無私(けんあいむし):すべての人を愛すること
  • 博愛主義(はくあいしゅぎ):人種や宗教を超えて、全人類は平等に愛し合うべきだとする立場

「怨親平等」は仏教用語です。仏教の根本にある「大慈悲(だいじひ)」という思想から来ています。「大慈悲」とは、人をあわれみ、苦しさを取り除くという精神のことです。

また、「兼愛無私」は、古代中国において墨子(ぼくし)という人物が唱えたとされる考え方です。「兼愛」は区別をしない愛を、「無私」は個人的な感情が介さない事を表しています。

「一視同仁」の対義語

一視同仁には以下のような対義語があります。

  • 依怙贔屓(えこひいき):気に入った人やものにだけ肩入れすること

「依怙」はもともと「頼る」という意味でしたが、後に一方にだけ肩入れするという意味に転じました。また、「贔屓」は気に入った人を引き立てることを表しています。

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「一視同仁」の英語訳

一視同仁を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • universal brotherhood
    (一視同仁)
  • regard all men with equal love
    (すべての人に平等な愛を持って接する)
  • love people equally without discrimination
    (差別せず、平等に愛する)

まとめ

以上、この記事では「一視同仁」について解説しました。

読み方 一視同仁(いっしどうじん)
意味 すべての人を平等に愛し、差別をしないこと
由来 韓愈が記した『原人』における記述
類義語 怨親平等、兼愛無私、博愛主義
対義語 依怙贔屓
英語訳 universal brotherhood, regard all men with equal love, love people equally without discrimination

差別をせず、すべての人に深い愛情をもって接することができるようになれるとよいですね。ぜひ、「一視同仁」の意味を覚えてみてください。

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