今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「インタラクション」です。
「インタラクション」の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「インタラクション」をざっくり言うと……
英語表記 | インタラクション(interaction) |
---|---|
意味 | 行動とそれに対するレスポンス |
語源 | “inter(相互に)”と”action(作用)”の合成語 |
類義語 | 相互作用、交互作用、五行など |
「インタラクションデザイン」とは? | コンテンツを使いやすくするための工夫 |
このページの目次
「インタラクション」の意味をスッキリ理解!
自動販売機のボタンを押すと、ジュースが出てくるという一連の動きは、「インタラクション」です。
「インタラクション」の意味を詳しく
「インタラクション」とは、行動とそれに対するレスポンスのことです。レスポンスが返ってきて初めて「インタラクション」です。
理解を深めるために、「インタラクション」の具体的な状況をイメージしましょう。
- スマホの発信ボタンを押すと、電話を掛けられる。
- ネットの検索ボタンを押すと、検索ができる。
- 人にあいさつをすると、あいさつが返ってきた。
「インタラクション」の使い方
- We need intercultural interaction.(私たちには異文化交流が必要です。)
- インタラクションが悪いのでこのアプリは消した。
①の例文では、英文での使用例を紹介しました。「交流」が本来の意味であるため、それがわかると、派生的な使い方も理解しやすくなるでしょう。
②の例文では、主にIT関連での「インタラクション」の使い方を紹介しました。詳しいことは後程解説しますが、スマホアプリなどでユーザーの操作にシステムがする反応を「インタラクション」とも言います。
また、「インタラクションが悪い」というのは、操作にラグがあるなど操作性が悪いことを指します。
「インタラクション」の語源
インタラクションの語源は英語の “inter(相互に)”と”action(作用)”の合成語 です。
少し難しい話ですが、豆知識です。”inter”の「r」と”action”の「a」が続いたことで「ra」と発音します。このことを「リンキング」といいます。日本語にも起こる作用であるため、今後の学習の参考にしてください。
「インタラクション」の類義語
インタラクションには以下のような類義語があります。
- 相互作用:2つ以上の存在が、互いに影響を与え合うこと。
- 交互作用:2つ以上の存在が、掛け算の関係になること。「速度」と「時間」など。
- 共鳴:1つの存在のはたらきにより、別の存在がはたらくこと。
- 五行(ごぎょう):中国の思想の1つ。5つの元素「火・水・木・金・土」が互いに影響を与え合い、世界を構成している、という考え方。
IT用語「インタラクションデザイン」とは?
IT関連の話題で、「インタラクションデザイン」という言葉が使われることがあります。これはwebやスマホアプリを使いやすくするための取り組みのことを指します。
インタラクションデザインの良いコンテンツに必要な要素としては、大きく2つ挙げられます。
1つは、操作のしやすさです。Apple製品には多くの場合、説明書が同梱していません。これは、直感で操作できるように、という主義の表れなのです。
2つ目は、レスポンスの速さです。ボタンを押してからも、ロードでユーザーを待たせているとストレスをためさせてしまいます。
このようにして、企業側はユーザーに飽きさせない工夫を凝らしているのです。
まとめ
以上、この記事では「インタラクション」について解説しました。
英語表記 | インタラクション(interaction) |
---|---|
意味 | 行動とそれに対するレスポンス |
語源 | “inter(相互に)”と”action(作用)”の合成語 |
類義語 | 相互作用、交互作用、五行など |
「インタラクションデザイン」とは? | コンテンツを使いやすくするための工夫 |
「インタラクション」は、IT業界に注目が集まっているために、最近ますます使われるようになった言葉です。知っている言葉が増えると、わかるニュースも増えるのでぜひ覚えてくださいね。