最近、ダイエットの方法として「体幹」トレーニングや「インナーマッスル」のトレーニングなどが注目されていますよね。
しかし、「体幹」と「インナーマッスル」の違いをきちんと理解しているという人は少ないようです。
そこで、今回は「体幹」と「インナーマッスル」の違いについて解説していきたいと思います。
結論:「体幹」は筋肉の部分、「インナーマッスル」は筋肉の深さを表す
一方、「インナーマッスル」とは比較的体の中心部に近い筋肉のことです。
つまり、「体幹」は筋肉の部分、「インナーマッスル」は筋肉がある深さのことを表しています。
「体幹」をもっと詳しく
体幹とは頭と両腕両脚を除く胴体部分、もしくはそこにある筋肉のことです。
つまり、体幹は「場所」の名前なのです。
そして、両肩と両股関節の4点を結んで「ボックス」と呼ばれることもあります。
ちなみに、体幹についている筋肉のことをコアマッスルと呼びますが、これを「体幹」と呼んだ場合には、体幹の部分にあるインナーマッスルのことを指していることが多いでしょう。
そして、体幹を鍛えると運動している時の姿勢が安定し、強いパワーを発揮できるようになります。
また、体幹は脚の力を腕に伝える役割も果たしているので、スポーツ時のパフォーマンス向上にもつながります。
なので、体幹はアスリートを中心に鍛えている人がたくさんいます。
ただ、一般人でも体幹を鍛えるといいことがあります。
例えば、体幹を鍛えると姿勢がよくなってウエストも細くなります。
また、筋肉がつくと基礎代謝が上がるので、同じ量の食べ物を摂取しても消費される量が増え、太りにくくなります。
「インナーマッスル」をもっと詳しく
インナーマッスルとは比較的体の中心部に近い筋肉のことです。
深層筋と呼ばれることもあります。英語では “deep mascle” と呼ばれます。
つまり、インナーマッスルは筋肉がある場所の「深さ」を示す表現なのです。
例えば、大腰筋(だいようきん)や腸骨筋(ちょうこつきん)などがインナーマッスルにあたります。
ちなみに、対義語はアウターマッスルであり、体の上から触診できるような筋肉を指します。
例えば、三角筋や大胸筋などがアウターマッスルにあたります。これらの筋肉は表面に見えていますよね。
そして、インナーマッスルは体幹とは違って胴体のほか、腕や脚など全身にあります。
また、アウターマッスルよりも小さい筋肉が多いという特徴があります。
ちなみに、インナーマッスルはやや成長しにくい筋肉と言えます。
そして、インナーマッスルには姿勢を細かく調整したり、関節の位置を正常に保ったりする働きがあります。
そんなインナーマッスルのトレーニングは一般人が行うことが多いでしょう。
そして、ダイエットや体の機能の維持などが目的になっていることが多いです。
そのため、子どもから老人まで、いろんな人がインナーマッスルのトレーニングを行っています。
そして、インナーマッスルを鍛えると血行促進にも大きな効果があります。
ちなみに、インナーマッスルのトレーニングにはいくつかポイントがあります。
まずは、負荷をあまりかけないトレーニングにするというポイントです。
次に、疲れるまで行うことはしないのもポイントです。
なぜなら、インナーマッスルは日常生活で大きな役割を果たしているため、インナーマッスルが疲れると日常生活に支障をきたすからです。
また、インナーマッスルのトレーニングを行う間隔は短めにするのがポイントです。
なぜなら、インナーマッスルにはトレーニングによるダメージが蓄積されにくいからです。筋肉痛はあまり起こりません。
アウターマッスルをトレーニングする場合には、筋肉を回復させるためトレーニングの間隔をあける必要があります。
しかし、インナーマッスルのトレーニングの場合にはその必要がないのです。
そのため、慣れてきたら毎日トレーニングをしても大丈夫です。
ただ、インナーマッスルをトレーニングすると、アウターマッスルも必ず使うことになるので、アウターマッスルの状態も見て、トレーニング間隔を決めるべきでしょう。
まとめ
以上、この記事では、「体幹」と「インナーマッスル」の違いについて解説しました。
- 体幹:頭と両腕両脚を除く胴体部分、もしくはそこにある筋肉のこと
- インナーマッスル:比較的体の中心部に近い筋肉のこと
「体幹」と「インナーマッスル」は実は全然違ったんですね。区別して使っていきたいものです。