今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「インフォーマル」です。
「インフォーマル」の意味、「インフォーマルな服装」の意味、使い方、語源、類義語についてわかりやすく解説します。
☆「インフォーマル」をざっくり言うと……
英語表記 | インフォーマル(informal) |
---|---|
意味 | 非公式であること・略式であること |
「インフォーマルな服装」の意味 | かしこまりすぎていないドレスなどのきちんとした服装 |
語源 | 「非公式の」という意味の英単語 “informal” |
類義語 | カジュアル |
このページの目次
「インフォーマル」の意味をスッキリ理解!
「インフォーマル」の意味を詳しく
「インフォーマル」とは、非公式であること・略式であることです。
略式とは、「正式の手続きや順序を省いて手軽にしたやり方」のことです。つまり、「インフォーマル」は、堅苦しくなく形式ばっていない状態や、カジュアルな雰囲気を表す言葉です。
また、広い意味では「私的な」という意味で、プライベートな雰囲気を表すこともあります。さらにここから派生して、「普段の」「日常の」などの特別ではない状態を表す際にも使われます。
「インフォーマルな服装」の意味
「インフォーマルな服装」という言葉の中で使われることが非常に多いです。「インフォーマルな服装」は、「略礼装(りゃくれいそう)」とも言われるドレスコード(服装の規定)のひとつです。
「インフォーマルな服装」は、以下のように複数あるドレスコードの一種です。
- フォーマル(正礼装):露出が少なく上品な、最も格式が高い服装
- セミフォーマル(準礼装):パーティードレスなどのフォーマルよりはかしこまっていない服装
- インフォーマル(略礼装):ワンピースなどのカジュアル寄りのドレスコード
- カジュアルエレガンス:フォーマルよりカジュアルダウンした品のある服装
- スマートカジュアル:きれいめの日常服
上から、格式の高い順になっています。「インフォーマルな服装」とは、ドレスコードの中ではカジュアル寄りですが、あくまでワンピースやかしこまりすぎていないドレスなどのきちんとした服装を指すのです。
「インフォーマル」に、「非公式」「日常」などの意味があるからと言って、完全な普段着とは間違えないように注意しましょう。
あくまで「ドレスコードの中では略式的である」という意味なのです。
「インフォーマル」の使い方
「インフォーマル」には以下のような使い方があります。
- 高級なレストランでは通常、「インフォーマルでお越しください」という指示がある。
- 団体の名前を使用してのインフォーマルな活動は避けてください。
- 面談は、想像よりインフォーマルな雰囲気で行われたので、緊張せずに話すことができた。
➊の「インフォーマル」は、「インフォーマルな服装」というドレスコードの意味で使われています。
➋の「インフォーマル」は、「非公式な」という意味で使われています。
➌の「インフォーマル」は、「カジュアルな」という意味で使われています。
「インフォーマル」の語源
「インフォーマル」の語源は英語の “informal” です。
「堅苦しい」「公式の」という意味の形容詞 “formal” に、「打消しの意味の接頭語」である “in” を付けた単語です。
“informal” には、以下のような意味があります。
- 非公式の
- 形式ばらない
- 略式の
- 打ち解けた
- 普段通りの
「インフォーマル」の類義語
「インフォーマル」には以下のような類義語があります。
- カジュアル:気軽にくつろいだ感じであること
「インフォーマル」と「カジュアル」の違い
「インフォーマル」より「カジュアル」の方がより砕けたイメージで使われます。
「インフォーマル」はあくまでも「フォーマルの中でも、少し砕けているもの」というイメージです。
まとめ
以上、この記事では「インフォーマル」について解説しました。
英語表記 | インフォーマル(informal) |
---|---|
意味 | 非公式であること・略式であること |
「インフォーマルな服装」の意味 | かしこまりすぎていないドレスなどのきちんとした服装 |
語源 | 「非公式の」という意味の英単語 “informal” |
類義語 | カジュアル |
「インフォーマル」は、正式な場面や行事などで重要になる言葉なので、しっかりと理解しておきましょう。