「インフェルノ」の意味とは?英語や対義語や類語までわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「インフェルノ」です。

「インフェルノ」の意味・使い方・語源・類義語・対義語についてわかりやすく解説します。

☆「インフェルノ」をざっくり言うと……

英語表記インフェルノ(inferno)
意味地獄。または、消すことが困難なほどの激しい炎
語源イタリア語の“inferno”
類義語ヘルなど
対義語ヘブン、極楽浄土など

「インフェルノ」の意味をスッキリ理解!

インフェルノ(inferno):地獄。または、消すことが困難なほどの激しい炎

「インフェルノ」の意味を詳しく

 

「インフェルノ」は「地獄」「消すことが困難なほどの激しい炎」という意味です。「地獄」そのものを指すだけではなく、「地獄のような状態、または場所」「消すことが困難なほど大きな炎」という意味もあります。

 

一方で、ITや映像において、ツールの固有名詞として「インフェルノ」を使うこともあります。

ITでの意味

「インフェルノ」というオペレーティングシステム(OS)が存在します。“UNIX”がベースになっているOSの“Plan9”をさらに開発したものが「インフェルノ」です。

映像での意味

「インフェルノ」は映像編集、合成システムの名称です。図面作成をメインにしている会社「オートデスク」のメディア&エンターテインメント部門の映像編集機です。

2000年頃には定番の映像編集のシステムとして使われていました。

「インフェルノ」の使い方

  1. まるでインフェルノのような世界が広がっている。
  2. 大火事が発生して、インフェルノと化した。
  3. インフェルノを題材にした作品を見る。
「インフェルノ」はほぼ、地獄か火事について言及するときに使用します。

 

①の例文は「地獄のような世界が広がっている」と言っています。

②の例文は「火事が燃え広がって、消すことのできないような激しい炎が出ている」という意味です。

③は芸術作品に関する例文です。「インフェルノを題材にした作品」とは、「地獄や火災を題材にした作品」という解釈になります。

「インフェルノ」の語源

「インフェルノ」の語源はイタリア語の“inferno”です。意味は「地獄」です。また、同じスペルと意味の英単語も存在します。1830年頃、イタリア語から英語に輸入されました。

また、このイタリア語の “inferno”の語源をさらにさかのぼると、ラテン語の“infernus”になります。意味は同じく「地獄」です。

「インフェルノ」の類義語

「インフェルノ」には以下のような類義語があります。

ヘル

「ヘル」は「地獄」という意味です。カタカナ語を使って「地獄」と言いたい時に、「インフェルノ」よりも「ヘル」を使うのが一般的です。たとえば、「地獄に行く」と言いたい時に「ゴートゥーヘル」と言います。ここで「インフェルノ」は使いません。

ちなみに、「インフェルノ」と「ヘル」は語源が違います。「インフェルノ」はイタリア語とラテン語が起源ですが、一方の「ヘル」は古英語が語源です。

また、ニュアンスも異なっており、「インフェルノ」は「悪魔のような地獄」を指すのに対して、「ヘル」は「決まりや誓いを破った人が送られる地獄」という意味合いです。

「インフェルノ」の対義語

「インフェルノ」には以下のような対義語があります。

ヘブン

「ヘブン」は「天国」という意味です。「ヘヴン」と表記する場合もあります。「地獄」の反対が「天国」なので、「ヘブン」が「インフェルノ」の対義語になります。

たとえば、「天国にようこそ」と言いたい時に「ウェルカムトゥヘブン」と表します。

極楽浄土

「極楽浄土」は「苦しみのない安楽の世界」を意味する四字熟語です。もともとは仏教用語でした。遠く離れた世界に苦しみのない理想の場所があって、毎日念仏を唱えて心を乱さずに死ねば行くことができると言われています。

言葉の用例としては、「極楽浄土に行く」「極楽浄土の世界」というような使い方をします。

まとめ

以上、この記事では「インフェルノ」について解説しました。

英語表記インフェルノ(inferno)
意味地獄。または、消すことが困難なほどの激しい炎
語源イタリア語の“inferno”
類義語ヘルなど
対義語ヘブン、極楽浄土など

「インフェルノ」は日常生活でもよく使う単語です。やはり、意味が分からないと困る時もあります。

ぜひ、この記事を参考にして「インフェルノ」の意味や使い方を覚えましょう。