今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「イリュージョン」です。
「イリュージョン」の言葉の意味・使い方・語源・類義語についてわかりやすく解説します。
☆「イリュージョン」をざっくり言うと……
英語表記 | イリュージョン(illusion) |
---|---|
意味 | 幻想、幻影のこと |
語源 | 英語で「幻覚」を意味する “illusion” から |
類義語 | マジック、トリック |
「イリュージョン」とは?
「イリュージョン」の意味を詳しく
「イリュージョン」とは、実際には存在していないものを、あるものだと思ってしまうことという意味です。
この元の意味から転じて、「イリュージョン」は他に2つの意味を持っています。1つ目に「大がかりな舞台装置を用いた、豪華な演出のマジックショー」という意味です。
2つ目に「イリュージョン」には、「錯視」という意味もあります。
上記の画像は、代表的な錯視です。白い丸の中に黒点が見えるのではないでしょうか。実際は、黒地に白い線が入っているだけで、黒点はどこにも描かれていません。このように、「実際にはないものがあるように見えてしまう」ことから、錯視は「イリュージョン」といわれるのです。
「イリュージョン」の使い方
- 最新技術によるイリュージョン体験ができるイベントが開催される。
- 私はマジシャンによるイリュージョンの映像を見るのが趣味だ。
- 彼の作った錯視が、今年のベスト・イリュージョン賞に選ばれた。
上記の例文のように、「イリュージョン」はエンターテインメント関連の言葉として用いられることが多いです。
主に①の例文のように、開催されるマジックショーやイベントの「豪華さ」や「演出の不思議さ」を表す宣伝文句として「イリュージョン」が使われます。
また、③の例文にあるように「錯視」のことを「イリュージョン」ともいいますが、日本ではあまり一般的ではないです。「錯視アート」などと呼ぶのが一般的です。
「イリュージョン」の語源
カタカナ語の「イリュージョン」の語源は英語の “illusion” です。
この “illusion” の意味は、日本語の「イリュージョン」と基本的に同じです。ただし、「豪華な演出のショー」という意味はありません。
ちなみに、「錯視」は英語で、“visual illusion” や “optic illusion” と表されます。
「イリュージョン」の類義語
「イリュージョン」には以下のような類義語があります。
- マジック:魔法、手品のこと
- トリック:人の目をあざむくためのからくり
まとめ
以上、この記事では「イリュージョン」について解説しました。
英語表記 | イリュージョン(illusion) |
---|---|
意味 | 幻想、幻影のこと |
語源 | 英語で「幻覚」を意味する “illusion” から |
類義語 | マジック、トリック |
いざ「イリュージョン」という言葉を使う場面が来た時のために、しっかりと意味と使い方を理解しておきましょう。