「威光(いこう)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「威光(いこう)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「威光」の意味をスッキリ理解!

威光(いこう):他人をおそれさせ服従させるような力、そのような威厳や勢いのこと

「威光」の意味を詳しく

「威光」とは、他人をおそれさせ服従させるような力、そのような威厳や勢いのことです。

「威」という字には、「権威」などに使われる「人をおそれさせる力」という意味があります。

また、「光」という字にも、「言葉などに勢いがあること」「人を従わせる力」という意味が含まれています。

これらの意味が重なり、「人をおそれさせ従わせる」という意味になります。

「威光」の使い方

  1. その式典は、彼の威光を示す場となった。
  2. あの人は親の威光のおかげでいい思いをしているが、本人に大した実力はない。
「威光」は、周囲の人間に対し、その力を示す場面で使われます。

①の例文では、「威光」が式典によって示されたことが表されています。

②の例文では、本人に力がないのにもかかわらず、親の身分や権力などのおかげで勢力を奮っていることが批判されています。

①の例文のように、本人の威厳について使うこともありますが、②のように、実力者の陰で威張るような人を語るときに「威光」が使われることも多いです。

「威光」の類義語

威光には以下のような類義語があります。

  • 権威:他の人を服従させる力、特定の分野の知識などが抜きん出ている人
  • 威力:他のものを押さえつける強い力

「権威」も「威力」も、「他を服従させる力」という意味が「威光」と共通します。

「威光」「権威」「威力」にはどれも「威」という字が使われています。それぞれを使い分けるためには、熟語となっているもうひとつの字に注目するとよいでしょう。

威光:「光」のイメージで、輝くようなカリスマによって他者を服従させる、という印象

権威:「権」という字の通り、権力や権限を根拠に他者を服従させるイメージ

威力:単純に、強い力そのものを指す言葉

「権威」には、「他者を服従させる力」という意味の他にもうひとつ意味があります。「海洋生物研究の権威」「権威ある称号を手に入れた」などという場合の「権威」です。

この場合の「権威」は、特定の分野においてその人が優れた知識や見識を持ち、抜きん出ていると世間に認められていることを指します。

字面からとっつきにくい印象を与えますが、この場合の「権威」には、ネガティブなイメージはないので注意が必要です。

「威光」の英語訳

威光を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • authority
    (権威)

authorityには「権威」「権力」という意味があります。

authorityを不可算名詞として扱うと、「権威」という概念になります。この場合には、「他者を服従させる力」「厳然としていること」という意味になります。

一方で “an authority” など、可算名詞として扱うと「第一人者」という、「権威ある人」という意味になります。実際に活用する場合には、 “a person of authority” などとせず、 “an authority” とした方がナチュラルな印象を与えます。

使いたい文脈に応じて形を変えていきましょう。

まとめ

以上、この記事では「威光」について解説しました。

読み方威光(いこう)
意味他人をおそれさせ服従させるような力、そのような威厳や勢いのこと
類義語権威、威力
英語訳authority(権威)

「威光」があれば多くの人を圧倒することができますが、それに頼り威張ってばかりの人にはなりたくないものです。

「威光」の意味をきちんとおさえ、正しく使えるようにしましょう。