「一家言」の意味とは?読み方は?使い方から英語や類語まで例文付きで

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「一家言(いっかげん)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

☆「一家言」をざっくり言うと……

読み方一家言(いっかげん)
意味一般的ではない、その人独特の意見
語源『史記』に記されている「一家の言」より
類義語持論
英語訳private opinion, personal view

「一家言」の意味をスッキリ理解!

一家言(いっかげん):一般的ではない、その人独特の意見

「一家言」の意味を詳しく

「一家言」とは、その人が持っている、大衆よりではない独特な意見のことです。主張が強いということだけでなく、その内容が一般的ではないというニュアンスを持っています。読み方は、「いっかげん」です。「いっかごん」ではないので注意しましょう。

「一家」という字面から、多くの人が揃って同じような意見を言うことを指すように思えるかもしれませんが、そうではありません。ここでの「家」は、「専門家」という言葉にも使われるように、「その道を極めつつある人」というニュアンスを持っています。

たとえば、「子供の教育方針については一家言を持っている」と言う場合は、子供の教育方針について、独自の見解があるという意味です。

「一家言」の使い方

  1. 床掃除の仕方についても、妻は一家言を持っている。
  2. 服装に一家言がある彼女の前では、この格好は良くなかったようだ。
  3. 実家が茶屋の彼は、お茶の淹(い)れ方には一家言を有している。

①では、床掃除の仕方について、妻が独自の主張を持っていることを述べています。掃除へのこだわりがうかがえます。

②では、ファッションについて特別の思い入れを持つ彼女の存在が描かれています。話し手の服装は、彼女の目には好ましく映っていないようですね。

③は、彼がお茶の淹れ方にこだわりを持っているという内容です。

①や②の「一家言を有する」や「一家言を持つ」は特によく使われる言い回しです。

「一家言」の語源

「一家言」の語源は、中国の歴史家である司馬遷(しばせん)が記した『史記』にあります。

『史記』には、以下の記述があります。

凡(およ)そ百三十篇、五十二万六千五百字、太史公書(たいしこうじょ)と為す。序略、以て遺を拾ひ芸を補ひ、一家の言と成す。

上記は、『史記』編纂の動機を綴ったものです。先人の遺した書物をまとめ、補足を加え、それをもって従来の物とは違う独自の意見としたということを述べています。

一家の言」が「独自の見解」という意味です。ここから、「一家言」という言葉ができたとされています。

 

「一家言」の類義語

一家言には以下のような類義語があります。

  • 持論:その人が独自に持っている意見

熟語として類義語を挙げるなら、上記の「持論」が適しています。

ただ、「一家言」に代わる言い回しとしては、「独自の主張」や「独自の見解」などが挙げられます。

「一家言」の英語訳

「一家言」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • private opinion
  • personal view

「一家言」の英語訳としては、意見を意味する “opinion” や “view” と言った単語に、「独自の」というニュアンスを持つ “private” や “personal” をつけます。

それぞれを用いた例文は以下の通りです。

例文
  • He has a private opinion about the way of fishing.
    (釣りのやり方について、彼は一家言を持っている。)
  • This is not my personal view and become common sense soon.
    (これは私の一家言ではない。今に常識になる。)

まとめ

以上、この記事では「一家言」について解説しました。

読み方一家言(いっかげん)
意味一般的ではない、その人独特の意見
語源『史記』に記されている「一家の言」より
類義語持論
英語訳private opinion, personal view

「一家言」は、字面からはニュアンスが伝わりにくいかもしれませんが、「独自の見解」と置き換えれば意味がわかりやすくなります。

これだけは譲れなという強い主張に出会った際には、ぜひ使ってみてください。