四字熟語「一粒万倍(いちりゅうまんばい)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一粒万倍(いちりゅうまんばい)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「一粒万倍」の意味をスッキリ理解!

一粒万倍(いちりゅうまんばい):ほんの少しの元手で、大きな利益が上がること。

「一粒万倍」の意味を詳しく

「一粒万倍」は「一粒」と「万倍」という2つの単語に分解することができます。

「一粒」は、「いちりゅう」と読みますが、意味は「ひとつぶ(の種)」を表します。また「一粒」は、稲の別称として用いられることもあります。

「万倍」は、「まんばい」と読み、そのまま「一万倍」を意味します。ただこの四字熟語では、ちょうど一万倍という意味ではなく、「たくさんの」という意味で使われています。

 

つまり「一粒万倍」は、ひとつぶの種からたくさんの稲穂が収穫できること、つまりわずかな元手から大きな利益が上がることを意味する四字熟語です。

また、そこから意味が転じて、「わずかなものでも、粗末に扱ってはいけない」という戒めの意味や、「ひとつのよいことが様々なよい結果をもたらす」という道徳的な意味も含むようになりました。

 

「一粒万倍」にまつわる言葉として、「一粒万倍日」があります。「一粒万倍日」は、暦の中の特別な日「選日(せんじつ)」の一つです。

「一粒万倍日」は、「ひとつぶの種がたくさんの稲穂となって実るとされる吉日」で、種をまいたり、仕事を始めたり、店を新しく始めたりするのにによい日とされています。

また現代では、入籍や引っ越し、口座開設や宝くじの購入にもよい日とされ、縁起のよい日となっています。

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「一粒万倍」の使い方

  1. たった一枚の宝くじでも一粒万倍の可能性があり、数億円の価値を持つかもしれない。
  2. 受験勉強は一粒万倍の気持ちを忘れないことが成功の秘訣である。
  3. 父は初めての競馬で大穴を引き当て、一粒万倍を実現した。
  4. 今日は一粒万倍日だから、何か新しいことを初めてみよう。
  5. たとえひとつひとつは小さな努力でも、一粒万倍の気持ちで積み重ねれば、いつか実を結ぶ日が来るだろう。

「一粒万倍」の由来

浄土真宗の聖典である『大方便仏報恩経(だいほうべんぶつほうおんぎょう)』の中の以下の言葉が由来となっています。

「世間求利、莫先耕田者、種一万倍」

「世間は利益を求めるものですが、それなら田んぼを耕すのが最もよいでしょう。なぜなら 1つの種が一万倍の稲穂を産むのですから。」という意味を表す言葉です。

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「一粒万倍」の類義語

一粒万倍には以下のような類義語があります。

  • 水滴石穿(すいてきせきせん):小さい事でも積み重ねれば大きな力になること。
  • 点滴石穿(てんてきせきせん):少しづつでも積み重ねれば大きな力になること。

「一粒万倍」の英語訳

一粒万倍を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • A single seed can eventually produce a great harvest.
    (たった1つの種が最終的に大きな収穫を産む。)
  • Even the smallest beginning can generate a greatest profit.
    (たとえ始めは小さくても、大きな利益を産むことができる。)
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まとめ

以上、この記事では「一粒万倍」について解説しました。

読み方一粒万倍(いちりゅうまんばい)
意味ほんの少しの元手で、大きな利益が上がること。
由来大方便仏報恩経(だいほうべんぶつほうおんぎょう)
類義語水滴石穿(すいてきせきせん)、点滴石穿(てんてきせきせん)など
英語訳A single seed can eventually produce a great harvest.(たった一つの種が最終的に大きな収穫を産む。)
Even the smallest beginning can generate a greatest profit.(たとえ始めは小さくても、大きな利益を産むことができる。)

ひとつぶの種から、たくさんの稲穂が産まれると聞くと、ただただお得な話のように聞こえますが、毎日きちんと世話をしていることが条件になります。

努力をせずに、楽に儲けることを奨励している四字熟語ではないことを意識しましょう。

ただ、毎日頑張っている人はいつか報われるものです。一粒万倍日に宝くじを買って、たまには幸せを夢見るのもよいでしょう。

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