四字熟語「一字千金(いちじせんきん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一字千金(いちじせんきん)」です。

言葉の意味・使い方・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「一字千金」の意味をスッキリ理解!

一字千金(いちじせんきん):文字や文章を上手に書いたり、素晴らしい言葉を発したりすること

「一字千金」の意味を詳しく

「一字」はひとつの文字のことです。しかし、「一字千金」という四字熟語は文字だけではなく、文章や口頭での言葉に対しても使われます

また、「千金」は多額のお金を表します。

したがって、「一字」と「千金」を組み合わせると、「大金の価値があるほど、文字・文章・言葉が優れている」という意味になるのです。

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「一字千金」の使い方

「一字千金」は、他の人の文字や文章、言葉を褒めるときに使います。自分の書いたものや発言のことを「一獲千金」と表現することはまず有り得ないので、気をつけましょう。

この点を踏まえて、以下の例文を紹介します。

  1. あの書道家が書いた大河ドラマの題字は、一字千金だ。
  2. 私の弟の文字は一字千金だ。毎年書き初めコンクールで入賞しているほどの腕前である。
  3. この小説は一字千金だから、君にもぜひ読んでほしい。
  4. 友人の作文は一字千金だ。先生からも褒められていた。
  5. 10年ぶりに会った恩師からかけてもらった言葉は、一獲千金の重みがあった。

上記の例文から、プロであれ、子どもであれ、字や文を上手に書く全ての人に対して「一獲千金」という言葉を使うことができることがわかります。

また、発言を「一字千金」と表す際には、5番目の例文のように、目上の人からの言葉に対して使うことが多いのです。また、その場合は、言葉をもらったことの敬意を示すために「一獲千金の重み」と表現するのが一般的です。

「一字千金」の由来

中国最古の歴史書に『史記(しき)』というものがあります。このなかに、「呂不韋伝(りょふいでん)」というエピソードが収録されています。

中国の秦(しん)の時代に、呂不韋(りょふい)という政治家がいました。呂不韋は、『呂氏春秋(りょふいしゅんじゅう)』という自然科学に関する書物を書きました。完成後、彼はこの書物を一般公開します。

そして、「この文章の内容をたった1文字でも指摘できる者がいれば、その人物に千金の賞金を与える」と宣言しました。

 

つまり、呂不韋は『呂不韋春秋』の質に自信があり、「文句をつける余地がないほどに優れた書物である」という思いをもっていたために、このような挑発的な発言をしたのです。

このエピソードから、「優れた文章や文字には大金の価値がある」という意味に派生して、「一字千金」という四字熟語が生まれたとされています。

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「一字千金」の類義語

「一字千金」には以下のような類義語があります。

  • 一言千金(いちげんせんきん)
  • 一字百金(いちじひゃっきん)
  • 一字連城(いちじれんじょう)

3つとも、「一字千金」と同じく「文字や文章を上手に書いたり、素晴らしい言葉を発したりすること」という意味をもっています。

「一字千金」の英語訳

「一字千金」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • word of great value
    (素晴らしい価値をもった言葉)

この表現は、文字・文章・発言の3つ全てに対して使うことができます。ですから、「文字や文章を上手に書いたり、素晴らしい言葉を発したりすること」という「一字千金」の意味を正しく訳しているといえますね。

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まとめ

以上、この記事では「一字千金」について解説しました。

読み方 一字千金(いちじせんきん)
意味 文字や文章を上手に書いたり、素晴らしい言葉を発したりすること
由来 『史記』の「呂不韋伝」のエピソードから
類義語 一言千金、一字百金、一字連城
英語訳 word of great value(素晴らしい価値をもった言葉)

綺麗な文字を書いたり、質の高い文章を書いたり、相手の心に残る言葉を言ったりするのは素晴らしいことです。

周囲の人から「一字千金」を褒められるような人物になりたいですね。そのためには、丁寧に書く習慣を身につけ、周囲の人に思いやりをもつ必要があるでしょう。

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