ことわざ「一姫二太郎」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、ことわざの「一姫二太郎(いちひめにたろう)」です。

言葉の意味・使い方・由来・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「一姫二太郎」の意味をスッキリ理解!

一姫二太郎(いちひめにたろう):子を持つなら、一人目は女で、二人目は男がよいということ

「一姫二太郎」の意味を詳しく

「一姫二太郎」は、子を持つなら、一人目は女で、二人目は男がよいという意味です。生まれてくる子供の理想的な順序を表すことわざです。

一人目が女、二人目が男が理想的であるとする理由は、2つあります。

 

一つ目は、女の子のほうが男の子よりも最初の子供として育てやすいと思われているからです。女の子は、比較的夜泣きが少なく、病気になりにくいと言われています。

実際に、新生児呼吸窮迫症候群(しんせいじこきゅうきゅうはくしょうこうぐん)などの病気にかかる可能性は、男児は女児より60%高いです。さらに、女児に比べて身体や頭も大きいため、分娩時外傷と死亡のリスクが高くなります。

 

二つ目に、女の子は大きくなると弟の面倒をよく見ると考えられているからです。

女の子はおままごとや、お人形で遊ぶことが多いです。このことから、弟ができると子育てを手伝ってくれるだろうという期待されました。

しかし、当然ですが、すべての女の子がおままごとが好きなわけではなく、また、弟の面倒も見るわけではありません。

 

ちなみに、「一姫二太郎」は、子どもの構成が「女一人、男二人」という意味ではありません。2013年に文化庁は、発行する月報で、3割以上の人が「一姫二太郎」の意味を間違えていることを指摘しています。

また、「一姫二太郎」は子供の順番を表しているので、子どもの構成が「一人目が女の子で、二人目が男の子」のときに使うことができます。兄弟姉妹が3人以上いたとしても同様です。

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「一姫二太郎」の使い方

  1. 一姫二太郎と言うけれど、健康な子どもであれば性別はどちらでもいいというのが本音だ。
  2. うちは3人子どもがいて、一姫二太郎、そして末っ子は女の子だ。
  3. 自分は男兄弟の中で育ったから、子どもは一姫二太郎が理想だ。
①の例文は、一般的に言われる育てやすさよりも、健康が一番だと考えていることを表しています。

②の例文では、子どもが「女・男・女」の構成であることがわかります。

③の例文では、自分の子供には女・男の両方の性別を望んでいることがわかります。

「一姫二太郎」の由来

1949年に山之内製薬が「サンシーゼリー」という避妊薬を発売しました。

この広告の中で、「1姫2太郎3サンシー」というキャッチコピーを使用したことが、由来だという説があります。

しかし「一姫二太郎」という言葉が具体的にいつから存在しているかは、確かではありません。

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「一姫二太郎」の英語訳

「一姫二太郎」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • The lucky man has a daughter for his first born.
    (幸運の者は初生児に娘を授かる。)

アメリカにおける調査では、初めての子供は47%の夫婦が男の子を、21%の夫婦が女の子を望んでいるという結果が出ました。この調査において、男の子が欲しいと思っている夫婦の多くは、男の子は女の子よりも子育てが楽だと考えていました。

したがって、初めての子供は、男の子と女の子のどちらが理想であるかは、国によって違うといえます。

まとめ

以上、この記事では「一姫二太郎」について解説しました。

読み方 一姫二太郎(いちひめにたろう)
意味 子を持つなら、一人目に女、二人目に男がよいということ
由来 山之内製薬の広告のキャッチコピーを由来とする説がある
英語訳 The lucky man has a daughter for his first born.(幸運の者は初生児に娘を授かる。)

乳児死亡率においても、男の子のほうがリスクが高いと言われています。しかし、医療技術の発達によって女の子と男の子の死亡率の差は小さくなっています。

また、近年「女の子だから」「男の子だから」という考え方がタブー視されるようになりました。性別だけでなく、本人の性格や性質に向き合って子育てができることが理想ですね。

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