四字熟語「一朝一夕(いっちょういっせき)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「一朝一夕(いっちょういっせき)」です。

言葉の意味・使い方・由来・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「一朝一夕」の意味をスッキリ理解!

一朝一夕(いっちょういっせき):わずかな月日

「一朝一夕」の意味を詳しく


「一朝一夕」とは、ひと朝やひと晩、わずかな月日という意味を持つ四字熟語です。

元々は、「1回の朝、1回の夕」という意味でした。

「1回の朝、1回の夕」はとても短いものなので、そこから転じて「わずかな月日」という意味を持つようになりました。

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「一朝一夕」の使い方

  1. 歴史に名を残すような偉業というものは、一朝一夕でなるものではない。
  2. 一朝一夕の努力で志望大学に合格しようなど、見通しが甘すぎる。
  3. 一朝一夕で成し遂げられるようなことに、価値などないだろう。
  4. ローマは一日にして成らず。一朝一夕で、ローマは出来上がらない。

例文を見れば分かるように、「一朝一夕」は、後ろに打消し表現を伴って使われることが多いですね。

「一朝一夕」の由来

「一朝一夕」は、儒教の経典の1つである『易経(えききょう)』にその由来を持ちます。

『易経』の中に、「臣(しん)にしてその君を弑(しい)し、子にしてその父を弑(しい)するは、一朝一夕の故(こと)にあらず」という一節があります。

これは、「臣下(部下)が君主を殺したり、子どもが親を殺したりするようなことは、ある日突然起きるのではなく、長い年月をかけてその結果として起きる」という意味です。

現代で用いられる「一朝一夕」の意味やニュアンスは、この一節に由来を持つと言われています。

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「一朝一夕」の類義語

「一朝一夕」には以下のような類義語があります。

  • 一寸光陰(いっすんのこういん):ほんの少しの時間
  • 電光朝露(でんこうちょうろ):非常に短い時間のたとえ
  • 俯仰之間(ふぎょうのかん):非常に短い時間のこと
  • 一日片時(いちじつへんじ):わずかな時間のこと
  • 一旦一夕(いったんいっせき):ほんの短い月日
  • 一炊之夢(いっすいのゆめ):ほんの短い時間

「一朝一夕」の対義語

「一朝一夕」には以下のような対義語があります。

  • 千秋万歳(せんしゅうばんざい):非常に長い年月
  • 千秋万古(せんしゅうばんこ):限りなく長い年月
  • 万古千秋(ばんこせんしゅう):過去から未来までずっと
  • 千古万古(せんこばんこ):非常に遠い過去から現在までのこと。永遠。
  • 生生世世(しょうじょうぜぜ):いつまでも。永遠に。
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「一朝一夕」の英語訳

「一朝一夕」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • in a short time
    (短い時間内で)
  • in a day
    (一日のうちに)
  • overnight
    (一夜のうちに)

まとめ

以上、この記事では「一朝一夕」について解説しました。

読み方 一朝一夕(いっちょういっせき)
意味 わずかな月日
由来 『易経』
類義語 一寸光陰、電光朝露、俯仰之間、一旦一夕
対義語 千秋万歳、千秋万古、千古万古、生生世世 など
英語訳 in a short time(短い時間内で)、in a single day(1日のうちに)、overnight(一夜のうちに)

「一朝一夕」はあまりポジティブな意味で用いられる言葉ではありません。

「一朝一夕」ではなく、時間をかけて物事に取り組んでいきましょう。

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