四字熟語「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」の意味と使い方:例文付き

言葉

今回ご紹介する言葉は、四字熟語の「百花繚乱(ひゃっかりょうらん)」です。

言葉の意味・例文・類義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「百花繚乱」の意味をスッキリ理解!

百花繚乱(ひゃっかりょうらん):さまざまな花が咲き乱れていること。また、優れた人や業績などが一時にたくさん現れること。

「百花繚乱」の意味を詳しく

この言葉は、さまざまな種類の花々が咲き乱れている様子を表しています。また、そこから転じて、多くのすぐれた人物や業績などが、同じ時期に現れるさまを言い表します。

「百花」は、さまざまな花を表します。「百」は数量・数値の100ではなく、「あらゆる」「もろもろ」といった、あるものごとが非常に多くある様子を意味します。

 
「繚乱」は、花々が咲き乱れていることを表します。「撩乱」と書かれることもあります。

「繚」という漢字には、「まつわる」「まとう」という意味があります。つくりの部分である「尞」は、夜中の警護や漁獲で周りを照らす火を表しています。ですから、「繚」は火の粉がもつれて、乱れるようにまといつく様子を表しているのです。

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「百花繚乱」の例文

  1. 春の公園の花壇は、百花繚乱の景観だ。
  2. 個性的な人たちばかりで、まさに百花繚乱です。
  3. ドレスで着飾った人たちで、パーティー会場は百花繚乱の趣(おもむき)です。

「百花繚乱」の類義語

百花繚乱には以下のような類義語があります。

  • 百花斉放(ひゃっかせいほう):多くの花々が一斉に咲くこと。
  • 千紫万紅(せんしばんこう):さまざまな花の色。また、色彩が豊かなこと。

百花斉放は、たくさんの花が一斉に咲き開くさまを表します。

さらにその様子から、さまざまなものが一斉にすぐれた本領を発揮するさまや、さまざまな人物が創作活動を盛んに行う様子を表します。

由来は、「百花斉放百家争鳴(ひゃっかせいほうひゃっかそうめい)」という中国の政治運動です。これは、1956年に中国共産党によって提唱された政治運動で、学問・思想・芸術といった各分野の知識人たちに、自由な言論を求めた運動でした。

 

千紫万紅は、色とりどりの花々が咲き乱れるさま、そして、色彩の豊な様子を言い表します。

この言葉は、咲いている花々や、その豊かな色彩のイメージがもとになっています。そのため、主に景色そのものを言い表す際に使われます。

また、千紅万紫(せんこうばんし)、千万紫紅(せんばんしこう)とも言います。

なお、「千思万考(せんしばんこう)」という同じ読み方の言葉があります。これは、「あれこれと思いや考えをめぐらせること」を意味するまったく違う熟語です。会話で耳にするときは、意味を取り違えないように注意が必要です。

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「百花繚乱」の英語訳

百花繚乱を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • a profusion of flowers
    (たくさんの花)
  • the appearance of many talents and achievement at the same time
    (多くの才能と業績の同時出現)

1つ目の表現に含まれる “profusion” は、「豊富な」「おびただしい」という意味の名詞です。 “a profusion of~” の形で「おびただしい~」という表現になります。

2つ目の表現にある“appearance” は、「出現」という意味の名詞です。 “talents” は「才能」、 “achievement” は「業績、偉業」を意味する名詞です。

まとめ

以上、この記事では「百花繚乱」について解説しました。

読み方 百花繚乱(ひゃっかりょうらん)
意味 さまざまな花が咲き乱れていること。また、優れた人や業績などが一時にたくさん現れること。
類義語 百花斉放、千紅万紫
英語訳 a profusion of flowers(たくさんの花)

音楽・絵画・文学など、人間が長い歴史の中で残してきた文化は、まさに百花繚乱です。

たまには日常を離れて、文化の花々をながめてみるのも良いですね。思わぬ出会いが、人生のなかに新しい発想や豊かなうるおいを与えてくれるでしょう。

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