「報復(ほうふく)」とは?意味や使い方を例文付きで解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「報復(ほうふく)」です。日常生活以外にも、「報復行為で退場した」などのように、スポーツの場面で見かけることが多い言葉です。

言葉の意味・使い方・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

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「報復」の意味をスッキリ理解!

報復(ほうふく):仕返しをすること

「報復」の意味を詳しく

「報復」は、「報」と「復」という2つの漢字から構成されています。

「報」は、「ほう」「むくいる」と読み、「仕返しをする」という意味で用いられます。この「仕返しをする」という意味での「報」は、良い意味でも悪い意味でも用いられます。「報復」においては、基本的に悪い意味で用いられますが、「報酬」等の単語では、良い意味で用いられています。

「復」は、「ふく」「かえる」と読み、「元の状態に戻る」「かえす」という意味で用いられます。「回復」や「復讐」といった単語でも、同じ意味で用いられています。

この2つの漢字から、「報復」は、「ある行為に対し、仕返しをする」という意味をもちます。

「報復」と「復讐」の違い

「報復」と似た意味をもつ単語に、「復讐」があります。この2つの単語は、どちらも「仕返しをする」「ある行為・相手に対し、恨みを晴らす」という意味で共通していますが、それぞれには違いがあります。

「報復」が意味する「仕返し」は、基本的に「対応する行為に対し、同程度のものであり、冷静な行動」であるのに対し、「復讐」は、「感情的な行動であり、相手の行為以上のもの」を指すことが多いです。

「復」という共通する漢字が使われていることもあり、混同してしまいがちですが、意味をしっかり理解し、正しく使い分けましょう。

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「報復」の使い方

  1. 因縁の相手に、やっと報復する機会があらわれた。
  2. 貿易相手国がWTO(世界貿易機関)に違反した場合は、報復関税を用いることが出来る。
  3. 育児休暇を取得したら、報復人事で他部署に異動させられてしまった。

①の例文で、「報復」は、「報復する」という形で用いられています。「報復」は、この「報復する」という形が最も一般的で、多く用いられます。

②の例文で、「報復」は、「報復関税」という複合語として用いられています。

「報復関税」とは、相手国が自国の輸出品に不当に高関税をかけた場合、報復行為として相手国の輸入品に課す関税のことです。指定された貨物の課税額と同額以下で課すことができます。主に、貿易や外交等の場面で用いられます。

③の例文で、「報復」は、「報復人事」という複合語として用いられています。「報復人事」とは、パワーハラスメントの一種で、ある行為に対し、不当に人事異動をされることを言います。

「報復」の類義語

報復には以下のような類義語があります。

  • 復讐(ふくしゅう):仕返しをすること
  • 反撃(はんげき):攻めてくる敵に攻撃すること
  • 返報(へんぽう):仕返しをすること
  • 仇討(あだうち):かたき討ちをすること
  • 会稽(かいけい):仕返し
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「報復」の対義語

報復には以下のような対義語があります。

  • 勘弁(かんべん):過ち等を許すこと

「報復」の仕返しをするという意味に対する対義語です。

「報復」の英語訳

報復を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • retaliation
    (報復)
  • retribution
    (罰)
  • revenge
    (復讐)
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まとめ

以上、この記事では「報復」について解説しました。

読み方報復(ほうふく)
意味仕返しをすること
類義語復讐、反撃、返報など
対義語勘弁
英語訳retaliation(報復)

「報復」は、他の語と結びついて、複合語としても使われることの多い言葉です。

しっかりとそれぞれの語の使い方を覚え、正しく使いましょう。

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