「補填(ほてん)」とは?意味や使い方を例文付きでわかりやすく解説

言葉

今回ご紹介する言葉は、熟語の「補填(ほてん)」です。

言葉の意味・使い方・語源・類義語・対義語・英語訳についてわかりやすく解説します。

「補填」の意味をスッキリ理解!

補填(ほてん):不足分を補って穴埋めをすること

「補填」の意味を詳しく

「補填」とは、不足分を補って穴埋めをすることという意味です。

壊れてしまったり、欠けていたりと損失が発生した場合などに埋め合わせをすることを意味します。埋める対象としては、予算、赤字、財政負担などの金銭に関する内容が多いです。

「補塡」の表記でも用いることができます。「塡」は公式な場で使われてきた正字であるのに対して、「填」は世間一般で用いられてきた俗字です。

また、「填補」は「補填」の語順が入れ替わっていますが、意味・使い方ともに「補填」と全く同じです。

「補填」の使い方

  1. 会社の決算で出た赤字を補填する必要がある。
  2. 派遣会社から人材を補填する。
  3. 入院にかかった費用は医療保険で補填することができる。

「補填」は「〇〇を補填する」「〇〇の補填」という形で用います。「補填」は基本的にお金に関して用いられるので、〇〇には損失分や不足分などが入ります。

代表的に用いられる表現は、「赤字を補填する」です。「補填」は本来あったものがなくなり、その穴を埋める状況で使われます。

 

保険において「補填」という言葉が使われる場面としては、病気や怪我の治療などにかかる費用を保険金として受け取ることができる際に使います。

保険金で「補填」することができる項目

  • 生命保険などの医療保険金
  • 社会保険や共済の給付金
  • 医療費のための損害賠償金
  • 任意の互助組織から受ける給付金

さらに、「補填」が用いられる場面として証券取引が挙げられます。「損失補填」は、有価証券の取引で発生した顧客の損失分を証券会社が補い埋めることです。

「売り上げを補填する」という表現は誤りです。補填することができる対象は不足分や損失分ですが、売り上げはプラス要素であるので注意しましょう。

「補填」の語源

「補填」を構成する漢字の意味は、それぞれ以下の通りです。

  • :欠けたところを継ぎ足して埋める
  • :ふさぐ、埋める

いずれも「埋めること」という意味なので、「補填」は不足部分を補い埋めることという意味が想像できます。

「補填」の類義語

「補填」には以下のような類義語があります。

  • 補充:補って不足を満たすこと
  • 補償:損害、費用などを補いつぐなうこと
  • 補完:足りない点を補って完全にすること

「補填」の類義語は、いずれも「補」という字が共通しており、足りない部分を補って埋めるという意味があります。

「補填」の対義語

「補填」には以下のような対義語があります。

  • 欠損:欠けて不完全になってしまうこと
  • 不備:足りない部分があり、十分に整わないこと
  • 欠落:あるべきものが欠けること

「補填」の対義語は、足りない部分を補う前の、不足したままの状態です。

「補填」の英語訳

「補填」を英語に訳すと、次のような表現になります。

  • make up for
    (埋めあわせる)
  • compensate
    (補う)
例文
  • We need to make up for the loss last month.(先月の損失を補填する必要がある。)
  • I bought insurance that compensates for the risks of paying for accident. (私は事故による賠償のリスクを補填する保険を購入した。)

 

まとめ

以上、この記事では「補填」について解説しました。

読み方補填(ほてん)
意味不足分を補って穴埋めをすること
語源「欠けたとこをを継ぎ足して埋める」「ふさぐ」という意味の漢字から
類義語補充、補償、補完
対義語欠損、不備、欠落
英語訳make up for, compensate

「補填」は、お金に関わる重要な場面で用いられる言葉です。間違った使い方をしてしまわないよう、正しい意味や使い方を確認しましょう。