「ホライゾン」の意味とは？使い方から英語までわかりやすく解説

今回ご紹介する言葉は、カタカナ語の「ホライゾン」です。

「ホライゾン」の意味、関連語、固有名詞としての「ホライゾン」、使い方、語源についてわかりやすく解説します。

☆「ホライゾン」をざっくり言うと……

「ホライゾン」の意味をスッキリ理解!

「ホライゾン」の意味を詳しく

「ホライゾン」とは、地平線・水平線のことです。

「地平線」と「水平線」は、それぞれ以下のような意味があります。

つまり、地面と空の境なのか、海面と空の境のなのか、という点が異なります。「ホライゾン」はどちらの意味で使われることもあります。

「ホライゾン」は、英語の読み方によって「ホライズン」と発音することもあります。

「ホライゾン」の関連語

「ホライゾン」の関連語として、以下のようなものがあります。

「イベントホライゾン」の意味

「イベントホライゾン」とは、「物理学における相対性理論に基づいた概念のひとつ」です。

具体的には、以下の3つの意味があります。

どれも「何かと何かの境界」を表していることがわかります。

「ホリゾンタルカラー」の意味

「ホリゾンタルカラー」とは、「大きく開いた襟(えり)」や、「大きく開いた襟のついたワイシャツ」という意味の言葉です。

この場合の「カラー」は色(color)のことではなく、襟(collar)を指す単語です。

通常の襟は「レギュラーカラー」、「レギュラーカラー」より襟の開いたものは「ワイドカラー」と言います。

そして、「ワイドカラー」よりもさらに開いた襟のことを「ホリゾンタルカラー」と呼びます。

180度以上に開いた襟が「水平(ホライゾン)のようにまっすぐである」という理由から、この名前になりました。

「ホリゾント」の意味

「ホリゾント」とは、「舞台やスタジオの背景として使われる布製の幕や壁」また「背景の幕や壁を照らす照明」のことです。

空などの背景を表現するためのものであることから、「水平線・地平線」という意味の「ホライゾン」が由来になっています。

「舞台やスタジオの背景として使われる布製の幕」のことは「ホリゾント幕」と言い、「背景の幕や壁を照らす照明」は「ホリゾントライト」と言います。

固有名詞としての「ホライゾン」

「ホライゾン」は、固有名詞として使われることが多いです。具体的に、有名なのは以下の2点です。

「ホライゾン」の使い方

「ホライゾン」には以下のような使い方があります。

「ホライゾン」の語源

「ホライゾン」の語源は英語の “horizon” です。

英語の “horizon” は、以下のような意味がある名詞です。

“horizon” が「地平線」や「水平線」という意味で使われる場合、それらはこの世にひとつしか存在しないため、単数形で使われます。

ただし「限界」「境界」「視野」などの意味で “horizon” が使われる場合は、“horizons” と複数形になる場合もあります。

そして、さらに英語の “horizon” の語源になるのは、ギリシャ語の “horizōn” です。

ギリシャ語の “horizōn” は、「限界」という意味の名詞です。

カタカナ語の「ホライゾン」には、英語の “horizon” にある「範囲」「限界」「視野」などの意味はありません。注意しましょう。

まとめ

以上、この記事では「ホライゾン」について解説しました。

「ホライゾン」には、関連語が多くあります。この機会にしっかりと理解しておきましょう。